長時間同じ姿勢と肩こり腰痛
肩こりや腰痛に、一番よくないのは何だと思いますか?姿勢でしょうか?デスクワークでしょうか?もちろんそれもあります。
でも、どうしてそれがよくないのか?というところに注目すると、肩こりの予防法が解るかもしれません。
肩こりの一番の原因は、血の巡りが悪くなる事です。
デスクワークだけでなく、立ちっぱなしで長時間仕事をしているような方も、肩こりや腰痛になりやすいといわれています。
これは、同じ体勢でいる時間が長くなる事で、血行が悪くなるからです。
その時の姿勢が猫背だったり、片足だけに体重を掛けて立っていたり、ヒールの高い靴を履いていたり、足を組んで座っていたりすると、さらに血行が悪くなります。
同じ体勢で長時間いると、どうしても、一箇所に余分な負担が掛かります。
なので、仕事などでどうしても長時間座りっぱなし・立ちっぱなしでいないといけない方は、意識して体勢を変えるようにしてみたり、ある程度の間隔で休憩を挟むようにしたりと、少しでも負担を軽減するように気をつけてみてください。
首をまわしたり、肩をまわしたりなどという、ちょっとした休憩で大丈夫です。
意識して負担を避けるようにするだけでも、肩こりや腰痛になりにくくなるはずです。
ここまで、簡単に説明してみましたが、肩こりや腰痛の原因が少しは理解して戴けたでしょうか?このような点に思い当たる節がある方は、是非これらを参考に、一度実践してみてください。
腰痛鍼灸
腰痛に悩まされている方にも賛否両論がある「鍼灸治療」ですが、これは、鍼灸の特徴が大きく関係している事が要因かと考えられます。
鍼灸治療の良い所は、痛みが即座に治まる事です。
これが鍼灸での治療をを好んで受ける方の1番の理由では無いでしょうか。
また、鍼灸を取り扱う治療院の多くは健康保険が利用出来るようになっているので、マッサージ店などに比べ、長期的に通う事になってもそれほど経済的負担が掛からない事も利用者が多い要因の1つでしょう。
確かに、突発的な腰痛、例えば「ぎっくり腰」などの治療には、鍼灸は絶大な効果が期待出来ます。
それも、痛みがすぐに楽になる事がほとんどですので、このような症状の場合の対策にはとても画期的だといえます。
ですが、慢性的な腰痛などの場合、鍼灸は効果の持続性が低い為、完治を目的にするには心許無いのです。
これに加え、腰痛の他に吐き気、頭痛、発熱などの症状がある場合や排尿時の痛みや血尿、突き刺すような激痛がある場合は、鍼灸治療院では検査や診療が出来無いことがほとんどなので、病院での診察が先決だといえます。
このような特徴を持つ鍼灸ですので、状態や価値観よって向き不向きはあるかと思います。
今の症状から逃れたいだけなのか、完治を求めるのかなど治療院に訪れるか悩んだ際には、1度これらを参考に検討してみる必要があるといえるでしょう。
ただ、なんだか怖そうという理由で躊躇しているのなら思っている程、痛みも熱さも感じ無いので心配し無いでください。
腰痛予備軍チェック
2本の足で生活する人類には宿命ともいえる「腰痛」という病気。
背骨に沿って垂直方向に掛かる上半身の重みを腰がすべて支えるので、腰への負担が大きいのは仕方の無い事なのです。
背骨がS字カーブを描いているのは、このような負担を軽減する為なのですが、日常生活においても腰に負担をあまりかけないように心がける必要がある方がたくさんいます。
いわゆる「腰痛予備軍」といわれている方たちの事ですが、腰痛が起こる前の段階では自覚症状があまり無いので自分で気付くのは困難だといえるでしょう。
ですので、セルフチェック法を少し紹介したいと思います。
中高年・運動不足・太っている・足を組んだり横座りする、もしくはあぐらをかく・姿勢が悪い・ヒールを良く履く・ストレスを溜め込みやすい・寝具が体が沈む程やわらかい・同じ体勢で長時間過ごす事が多い・以上の9点で当てはまる物がいくつありますか?
2つまでならまず心配無いでしょう。
ですが、3つ以上なら立派な「腰痛予備軍」です。
今すぐにでも生活スタイルを見直す必要があるといえます。
6つ以上あった方(特に9つ全部だった方)、もう軽い腰痛になっていませんか?
ここまで多く当てはまるのは、かなり要注意な状態です。
さて、簡単なチェック法ではありますが、結果はいかがでしたか?
ヘルニアなんていう怖い病気もありますし、運動や姿勢を少し意識するだけでも予防に繋がります。
ちょっと面倒ではありますが、健康を保つ為にも是非頑張ってみてください。