腰痛 漢方薬
腰痛の原因によっては、漢方薬で改善できることもあります。
例えば、女性によく起こりがちな冷えが原因の腰痛はなかなか改善が難しいものです。
でも、漢方薬で冷えやすい体質を改善すれば、腰痛も起きにくくできるでしょう。
椎間板ヘルニアや坐骨神経痛などに効果的な漢方薬もあるので、西洋医学の治療では満足できない時には漢方医に相談してみるといいかもしれません。
体質や症状について丁寧に問診し、舌や脈、お腹の張りなどをチェックした上で、その人に合った漢方薬を処方してくれる漢方医をみつけられたら、きっと腰痛も改善するはずです。
とても自力では歩けず、家族に連れてきてもらうような腰痛持ちの人が、漢方薬の服用で登山ができるくらいに回復した例もありますから、腰痛は仕方ないと諦める前に漢方薬を試してみましょう。
中医学では、「腎」の弱りを改善すれば、腰痛も楽になると考えられています。
腎の弱りを改善するためには、漢方薬に頼るだけでなく、暴飲暴食や喫煙、過度の飲酒などの悪い生活習慣を見直す必要があるのです。
腰痛を起こしやすい生活習慣を改善しつつ、自分に合った処方の漢方薬を服用すれば、腰痛に悩まされることなく健康に日々を送ることができるでしょう。
ただし、腰痛の原因によっては、西洋医学での治療が必要なこともありますから、痛みが激しい腰痛の場合は、いきなり漢方医に相談するのではなく、病院にも行ってみてください。
腰痛 温泉
時間とお金に余裕がある人なら、腰痛を温泉で治すという選択もできます。
腰痛に効果があるといわれている温泉は全国にありますが、北海道でいえば、阿寒湖温泉、登別のカルルス温泉、函館の湯の川温泉が有名です。
雄大な自然とおいしい食事を満喫しながら、温泉で腰痛を治せたら最高ですよね。
湯治には、短くても10日から二週間程度かかります。
空腹時や満腹時の入浴は避け、湯治の最初の頃と最後の頃には一日にニ、三回程度の入浴、湯治の中盤でも一日に三、四回程度の入浴がいいでしょう。
せっかくの温泉だからといって、あまり何度も入浴すると、腰痛が改善するどころか体調を崩してしまうことになります。
温泉に入る前と入った後には水分を充分に摂り、脱水症状を起こさないように気をつけてください。
一回の入浴時間は、20分くらいが目安です。
長く浸かればいいというものでもないので、無理をしないでのぼせないうちに上がります。
湯温が高すぎるようなら、肩まで浸かるのは短時間にして、足湯のように浸かっているといいです。
肩にタオルをかけたり、時々かけ湯をすると足湯でも上半身が冷えずに済むと思います。
お風呂上りはくれぐれも体を冷やさないように注意して、できれば布団に横たわって、安静にしているとよいでしょう。
21時頃に入浴してから就寝すると効果的です。
温泉で湯治する余裕がない人は、せめて毎日お風呂に入るようにしてください。
腰痛ベルト
腰痛ベルトを使うと腰痛が起こりにくくなったり、ぎっくり腰の再発を防いだりできるでしょう。
腰痛ベルトには体を支えるサポートや腰痛が起きやすい姿勢を取りづらくする役割があります。
自分に合った腰痛ベルトがあれば、腰痛で仕事に支障をきたしたり、腰痛が怖くて遠出ができないということもなくなるはずです。
腰痛ベルトは二千円程度のものから一万円以上するものまで価格や形状に大きく幅があり、腰痛が起きている位置や体型に合わせて選びます。
あまりきつい腰痛ベルトをしていると、圧迫されて苦しいですし、血流も悪くなってしまうのでよくないです。
腰痛が起きないようにしっかりと固定してサポートしてくれるけど、通気性がよく、ずれにくいというのが腰痛ベルトの理想でしょう。
腰痛ベルトは試着できないことが多いですから、ウエストや骨盤の周りのサイズをメジャーなどでちゃんと測って購入してください。
デスクワーク用、中腰の姿勢が多い人用、スポーツ用、ぎっくり腰やヘルニア用など腰痛の症状に合わせた腰痛ベルトも売られていますから、症状に合った形状の腰痛ベルトを選ぶことをオススメします。
自分に合った腰痛ベルトをつけていると、腰痛も感じにくくなりますし、とても楽なので、寝る時以外はずっとつけっぱなしになってしまう人も多いかもしれません。
でも、腰痛ベルトに頼りきりになっていると、筋肉が衰えてしまう可能性が高いのです。
腰痛ベルトは必要に応じて、なるべく短時間の装着に留めましょう。