腰痛 ストレッチ
椅子に座ったままでも簡単にできる腰痛ストレッチを紹介したいと思います。
椅子に長時間座ったままだと、腰痛が起こりやすくなってしまうので、腰痛ストレッチをして腰痛を予防してください。
まず、両足を肩幅くらいに開いて、上体を左にひねります。
両手で椅子の背もたれをつかむようにしてもいいですし、右手で左の太ももの外側をつかむようにしてもいいでしょう。
なるべくゆっくりとした動作でひねるようにして、腰が伸びているのを感じます。
ひねったまま30秒キープしたら元に戻し、今度は右にひねって、同様です。
次は、椅子に浅く腰かけて、また肩幅くらいに両足を開きます。
背筋をピンと伸ばして深呼吸して、深く息を吸い込み、ゆっくりと吐きながら、上半身を倒してください。
頭が両足の間に入るくらい倒してから、3秒ほど静止し、またゆっくりと上半身を起こしていきます。
今度は椅子に深く腰かけて、思いっきり万歳し、息を吸いながら上半身を後ろに反らし、息を止めて3秒ほどキープします。
腰と背中が伸びたのを感じたら、息を吐きながらゆっくりと戻すのです。
椅子に深く腰かけたまま、片足を両手で抱えて、胸につくくらいに持ち上げ、3秒くらい静止して、また元に戻すのも効果的な腰痛ストレッチになります。
立ったままで腰痛ストレッチをしたいなら、ラジオ体操の前屈、上体反らしの運動がオススメです。
反動をつけないように気をつけて、ゆっくりと行ってください。
腰痛薬
腰痛に最もよく使われる薬は湿布薬でしょう。
湿布薬には温めるタイプと冷やすタイプがあり、腰痛の症状に合わせて使い分けます。
急性の腰痛で患部が腫れている、熱を持っている時には冷やすタイプの湿布薬を貼り、慢性的な腰痛の時には温めるタイプの湿布薬を貼るのです。
冷やすタイプの湿布薬にはメントールと鎮痛薬が配合されていて、冷やすことで痛みを抑え、血行をよくします。
抗炎症剤などが含まれていることもあるので、アレルギー体質の人は医師に相談してから使ってください。
腫れや熱が治まってきて痛みだけになったら、温めるタイプの湿布薬に変えます。
温めるタイプの湿布薬には、唐辛子成分などが入っていて患部を温め、血行をよくしてくれますが、入浴の前後30分以内に貼ると大変なことになってしまうので注意しましょう。
他にも、スプレータイプや塗るタイプの腰痛薬、経皮鎮痛消炎テープ剤などもあります。
慢性的な腰痛には、漢方薬なども効果的かもしれません。
基本的には、湿布薬の方が効果が弱く、服用するタイプの薬の方が効果が強くなります。
慢性的な腰痛を我慢していると、カバーしようとした他のところにまで被害が広がる恐れがあるので、湿布薬で症状が改善しない時には、腰痛に効く薬を服用する必要があるでしょう。
腰痛に処方される薬は、痛み止め、筋弛緩剤、痛み止めの副作用を予防するための胃腸薬、ビタミン剤、血流改善剤、骨粗鬆症の薬などです。
飲み薬が嫌なら座薬もありますし、健康保険が適応される漢方薬もありますから、自分の体質や希望を医師に伝えてみてください。
腰痛 原因
腰痛原因を大きく三つに分けると、筋肉の疲労、内臓疾患、体(背骨)の歪みです。
動作をする時にだけ痛くて、安静にしていると痛みがない腰痛は筋肉の疲労が原因でしょう。
筋肉の疲労が原因の腰痛は、しばらく安静にしていたり、湿布などを貼ることで治まることが多いのですが、症状が軽いうちに対処しないと痛みがひどくなり、慢性化してしまいます。
内臓疾患による腰痛の場合、ほとんど全ての臓器の疾患で腰痛が起こる可能性があり、ひどい腰痛だと思っていたら、尿路結石や腹部に腫瘍ができていたということもあるのです。
これまでに経験したことのないようなひどい腰痛や血尿、腹痛を伴う場合などは、すぐに病院で検査を受けましょう。
体(背骨)の歪みが原因の腰痛は、日常生活を送るうちに体が歪んで、普通以上に筋肉に負担をかけてしまうことによって起こります。
背骨を中心とする体の歪みを矯正しない限り、腰痛は治らず、ますます悪化していくことが多いです。
他にも、肥満によって背骨や筋肉が負担に耐え切れず、腰痛になることもありますし、心因性のストレスが原因で腰痛になることもあり、人によって腰痛の原因も様々なのです。
腰痛が慢性的に続いたり、痛みがひどいようなら、自分の腰痛の原因が何なのかをはっきりさせた方がいいかもしれません。
緊急に治療が必要な疾患だったり、長引かせることで体のしびれやマヒといった腰痛以上の深刻な症状が出てしまうこともあります。