口角炎の種類・症状
口角炎は、主に細菌感染によって起こる病気です。
その症状は、口角(上唇と下唇の付け根)が炎症を起こし、白くなったり、赤く腫れたり、プックラと膨らんだり、もっと病状が進むとアカギレのように切れてしまい、パックリと開いてしまう事さえあります。
唇は食べる時だけではなく、会話をする時にも常に動かす場所ですから、口角が切れてしまうと、なかなか治療が困難で、時間が掛かってしまいます。
もちろん、切れてしまえば傷口ですから、口を開くたびに痛むのは言うまでもありません。
切れてなくても、触れると痛みますから、口を開くだけでも痛いのは同じです。
ですが、切れてしまうと治療に時間が掛かってしまいますから、少しでも早いうちに治療を始める事をお勧めします。
何もしないでも自然と治る事もあるのですが、体力が低下していたり、疲れが溜まった状態では悪化していく一方です。
口角炎は、比較的子供に多く見られるブドウ球菌・連鎖球菌による口角炎と、高齢者に多いカンジタ菌(真菌)による口角炎とがありますが、カンジタ感染による口角炎では偽膜性カンジタ症と肥厚性カンジタ症の二種類に分かれます。
一般的に、体力の低い子供や高齢者が発症する事が多く、子供では男子の発症が多いのですが、中高年の発症では女性に多く見られるのが特徴です。
口角炎は慢性化しやすい病気でもありますから、少しでも早く治療を始めましょう。
口内炎の予防・治療法
口内炎が出来ると、「ビタミン不足だからミカンを食べなさい」などと言われる事が多いですよね。
ただ、口内炎の時には、食事をする事さえ辛い事も多々ありますし、特に刺激物や酸味の強いものはしみるので、なかなかミカンのようなものは食べられない事が多いです。
ですが、実際に口内炎はビタミン不足でできる事が多いのは事実なんです。
ビタミンの中でも、ビタミンBが不足すると出来やすいといわれています。
また、胃潰瘍と同様、ストレスによってもできる事があるんですよ。
もしくは、比較的強い薬を長期間服用していたり、他の病気の影響で出来る事もあります。
それに、ニコチン性口内炎という名前があることからもわかるように、タバコやアルコールも口内炎の原因になりえるのです。
また、誤って口の中を噛んでしまったりした時に、その傷口から口内炎に発展してしまった経験をした人も居るのではないでしょうか?実は、口の中に傷が出来ると、それも口内炎の原因になる事があるんです。
食事中に誤って口の中を噛んでしまうのは、胃が悪い可能性もあります。
胃が悪くなると、口腔内も腫れる傾向があり、噛みやすくなるのです。
いずれにしても、体力が低下している時には口内炎になりやすいといわれています。
ですから、予防の為には、まず生活習慣を見直して、規則正しい生活を送り、睡眠不足やストレスをためないようにする必要があります。
そして、食事生活にも気をつけ、ビタミン・ミネラルを多く摂取するよう心掛けたバランスのよい食事をしましょう。
口内炎の種類・症状
口内炎にも様々な種類があるのですが、一般的に多く見られるのは、「アフタ性口内炎」と呼ばれるもので、主に口の中の粘膜に、直径2~3ミリ程度の丸くて白っぽい出来物が出来る症状です。
実は、この白い出来物は、「潰瘍」なんです。
「胃潰瘍」で胃の中に出来るものと同じようなものなんですよ。
多くの場合は、口の中の粘膜に出来るのですが、舌に出来る事もあります。
この潰瘍は触れると痛いので、食事をするときには当然痛みますし、会話をするだけでも痛みを感じるでしょう。
口内炎ができた場所によっては、何もしなくても常に痛い事もあります。
口内炎は、その原因によって、アレルギー性口内炎、ニコチン性口内炎など色々な名前(種類)がありますが、潰瘍ではなく、炎症を起こすタイプのカタル性口内炎や、水泡が出来るタイプのヘルペスやウィルス性口内炎もあります。
また、様々な動物や部位に症状を引き起こすカビの一種カンジタ菌による口内炎も存在しており、カンジタ性口内炎では、白い斑点状の物が口の中に広がり、最終的には剥がれ落ちてただれた状態になってしまうため、大変辛い思いをします。
このように、口の中に炎症を起こしたりする事で痛みを伴うような症状を総称して口内炎と呼びますが、唇の根元である口角が切れてしまう症状は口角炎と呼びます。
どちらも市販の薬で治すことができますし、歯医者さんに行けば塗り薬によって比較的簡単に治療をしてもらえますが、放置すると酷くなる事もあるので気をつけましょう。