インプラント歯医者の選び方
インプラント手術には、失敗も少なからず存在します。
失敗しないようにする為には、やはり、歯科の選び方に気をつける必要があるでしょう。
というのも、インプラントは簡単な手術ではないのですが、歯科医なら特別な資格がなくても手術が可能なんです。
つまり、実際に手術に携わった事がない医師でも、いきなり手術をする事ができるわけです。
どんな治療でも同じですが、医師といえども人間ですから、各自に得意とする分野・苦手とする分野があります。
「人気のある歯科ならインプラントも得意」とは限らないのです。
まず、インプラントの手術経験が豊富な医師を選択しましょう。
インプラント手術の数を売りにしている病院だからいいのではありません。
その病院の医師全員がインプラント手術を経験しているかどうかはわからないからです。
重要なのは、手術を担当する医師の経験値です。
それを判断するには、広告をみているだけでは難しいですよね。
なので、いくつか候補の歯科医院をピックアップしておき、実際に相談に訪れてみてください。
病院の雰囲気も大切な判断材料です。
医師の態度だけでなく、受付の方の対応もしっかりみておきましょう。
そして、医師と話す時は、ちょっとした事でもどんどん質問してみることです。
その返答の様子が親身に感じられるところは、安心感がありますし、不安を事前に解消できます。
また、インプラント手術を受けた人の口コミなども参考にするといいかもしれません。
インプラント手術の安全性・デメリット
インプラント手術には、メリットがたくさんありますが、実はデメリットもあるのです。
一番のメリットは、やはり外見の美しさでしょう。
今までの入れ歯や差し歯などとは、審美性にかなり差があります。
また、機能面も魅力的です。
入れ歯では痛みが強くて固いものが食べられなかった方も、インプラントが成功すれば、自分の歯のように噛む事ができるようになります。
安全性の面でもインプラントは、衛生管理が徹底されているので、技術のある歯科医による手術を行えば、感染症の心配はまずなく、成功の確率もかなり高くなります。
アレルギー反応もほとんどないとされているため、金属アレルギーを持っている方にも安心です。
デメリットとしては、歯周病によっては寿命が短くなる可能性がある事です。
これは、インプラント自体が壊れる心配よりも、土台になる歯茎や骨の寿命が問題になってきます。
そして、手術にかかる費用もデメリットの一つです。
入れ歯や差し歯などと違い、インプラントには保険適用がありません。
一本インプラントにするのに、高いところだと50万円近く費用が掛かるのです。
安くても20万円程度にはなるようです。
一本50万円で総インプラントにするとなると、大変な金額になってしまいますよね。
ただ、デンタルローンなどを利用すれば、手をだせない額ではないかもしれません。
そうはいっても、インプラント手術をしてしまえば、それで歯に関するトラブルが全て解決というわけではないので、慎重に検討する必要があるでしょう。
歯周病治療の手術の種類
歯周病が進行し、歯科でのケアや投薬でも症状が治まらない場合、外科手術が必要となります。
外科手術とひとまとめにいっても、いくつかの種類があり、進行の具合や症状によって手術方法を決めていくのです。
歯周病治療の手術の種類としては、まず、エムドゲイン法があります。
これは、歯周の組織を再生させる手術の一つです。
この手術は、歯の根っこにあたる部分に特殊な薬剤を塗り、余計な歯肉が入ってこられなくする事で、歯周の組織を再生しやすくするという方法です。
進行の具合に応じて、骨を移植するケースも存在します。
次は、フラップ手術です。
これは、歯周ポケットという部分の深さが4ミリメートル以上になった時などに行われます。
方法はまず、歯肉にメスを入れ、骨から剥がした状態にします。
その上で、歯垢や歯石を取り除き、骨も綺麗に掃除しておきます。
さらに、問題がある歯肉を取り除いて、最後に歯肉を復元するというものです。
重症の場合によく用いられる手術が、歯周組織再生誘導法・GTR法です。
この手術も、骨を移植する場合があります。
これは、歯槽骨と歯肉の両方を再生させる事ができる手術です。
どのような手術も、けして手軽なものとはいえません。
できるだけきちんと定期検診に行き、歯周病にならないように常に気をつけておきましょう。
あまりに酷くなれば、手術すらできない状態になってしまう事もあります。
もちろん、毎日の自宅でのケアも重要ですね。