唾石症の予防・治療法
唾石症のはっきりした原因は分かっていないようです。
一般的には唾液腺に入り込んだ細菌感染が原因ではないかと言われていますが、本当の原因はわかっていません。
ですから、予防と言っても「石が溜まらないようにする」くらいしかありません。
その為には、日頃から唾液の分泌を盛んにして、流出しやすくしておくと良いですね。
具体的には、アルカリ性食品でもあり、唾液の分泌を促すことのできる梅干を毎食一粒ずつ食べるのが、その他の健康面からも効果的でしょう。
また、食事の際には良く噛んで食べることが重要です。
噛む事で、唾液の分泌を促しますから消化もよくなります。
ちなみに、唾石症にはコンニャクの摂取は意味がありませんし、水分摂取による排尿促進も意味がないのです。
ジャンプ運動などもあまり効果がないといわれています。
なので、身体の他の部位に出来る結石の予防方法はほとんど通用しませんし、自力で排出というのも無理だと考えた方が良いでしょう。
ごく稀に自然排出もなくはないようですが、基本的には手術で取り除く事になります。
唾石が出来た箇所によっては、口腔内の簡単な切開で取り除く事ができる場合もありますが、複数の結石が出来ていたり、複数の箇所で出来ていたりした場合には大掛かりな手術になる事もあるでしょう。
もし、唾液腺炎などの合併症が起きている場合には、そちらの治療も平行して行う事になりますから、自分の症状の程度と治療法に関しては、よく担当のドクターと相談するようにしてください。
唾石症の種類・症状
唾石症(だせきしょう)は、唾液を口腔内に出す役目の排出管の中に、腎臓結石や尿路結石のような石が出来てしまうという病気です。
初期には自覚症状がほとんどないと言われており、違和感や痛みもあまり感じられないようですが、他の部位の結石と同様、唾石症の石も長い年月の間に徐々に成長して大きくなっていきます。
大きくなっていくと、当然、口の中でも違和感を感じるようになったり、唾液が出にくくなる為、唾液管が詰まって腫れてきたり、痛みを伴ったりするようになってきます。
また、症状が悪化すると、膿が出てくる事もあります。
口の中に唾液を送る管のどの部分に出来るかによっても症状には違いがあるのですが、場合によっては、初期の段階から痛みを伴ったり腫れたりする事もあるようです。
さらに、進行すると、唾液腺炎など別の病気に発展する事もあるので、違和感や痛みを感じたらすぐに医師の診断を受けるようにしましょう。
発症する部位としては、主に顎下線・耳下線・舌下線・小唾液線などの唾液腺ですが、圧倒的に顎下線で発症するケースが多いので、腫れてくると明らかに左右の違いが分かるようになって来るでしょう。
耳下線で起こった場合には、食事のたびに腫れたり引いたりを繰り返すようになります。
これら全ての唾液腺が一本にまとまったところで症状が起きると、結石が小さい時から痛みを伴うと言われています。
口角炎の予防・治療法
口角炎の原因は、口内炎とほぼ同じですから、同時に発症する人も多い事でしょう。
基本的に口角炎の原因は、細菌やカビの感染が原因なのですが、普通の人はそんなに簡単には感染しません。
体力が低下している時や、ストレスが溜まっている時に感染しやすくなるのです。
そのため、子供や高齢者、病人がなりやすいのです。
つまり、予防の為には、身体を休めて体力を回復するのが一番効果的ですし、上手にストレスを解消する必要があります。
また、ビタミンが不足すると細菌に対する抵抗力が極端に落ちてしまいます。
なので、常日頃からビタミン摂取を怠らないような食事を心がけ、不足気味の場合にはサプリメントなどを利用して補うようにしましょう。
さらに、胃の状態が悪くなることも、口内炎や口角炎の原因になると言われています。
刺激の強い食事やタバコ、アルコール類などは極力避けた生活をすることによって、口内炎や口角炎を予防する事ができるでしょう。
ですが、口角炎になってしまったら、出来るだけ早く治療を開始することが大切です。
口角炎は軽ければ市販の薬でも治りますから、薬剤師さんの居る薬局で相談してみるのも良いと思います。
もちろん、口腔外科や歯科医院でも治療してくれます。
口角炎は軽症ならば塗り薬で対応できますが、重症になってしまった場合でも、抗生剤や抗真菌剤の服用によって比較的簡単に治療する事が出来ます。
ただし、原因菌の種類(細菌か真菌か)によって服用する薬には違いがあり、反対の薬では全く効果がありませんから、医師の診断に従って治療するのが一番確実でしょう。