大人の引きこもりとうつ病の関係
引きこもりとうつ病の違いって、なかなかわからないですよね。
引きこもりは、その名の通り、自室に長期間籠もってしまい、外に出て来ない事です。
人との関わりを避けて生きる様になっていきます。
うつ病は、引きこもりと似ているのですが、人との関わりを避ける様になり、気分が落ち込んでいく状態の事を言います。
何をしていても楽しいと思えずに、一人になりたいと願う様になっていきます。
精神の病気なのです。
うつ病の場合、一人にしてしまうと何が起こるかわかりません。
最悪の場合は、自ら命を絶ってしまう場合もあるのです。
うつ病だと、外に出て気分転換をすれば気分が晴れるのではないかと考えがちです。
しかし、それを無理に行ってはいけないのです。
本人が希望すれば、もちろん一緒に散歩などしてあげます。
でも、本人が行きたくないのに、無理やり連れ出したのでは逆効果になってしまうのです。
うつ病を患うことにより、引きこもりになってしまう場合もあると思います。
また、その逆もあるでしょう。
引きこもりをしている場合には、自室に鍵をかけてしまい、家族が中に入ることができないケースも多いですよね。
そうなってしまうと、親にさえどうすることもできない状態になりがちです。
うつ病は、薬の投与により治る確率が高い病気です。
周りの方の協力も不可欠ですが、治らない病気ではありません。
引きこもりなのか、うつ病なのかわからない場合は、すぐに精神科を受診することをお勧めします。
外出するのは大変かもしれませんが、治療の第一歩です。
大人の引きこもりとマイナス思考の関係
マイナス思考といえば、「何をやってもダメだ」とか、「こんなことをしても無駄だ」など、何に対してもネガティブに考えてしまう事ですよね。
その様な考え方の人は、普通に考えてみても引きこもりになる可能性が高いと思います。
たとえば、何か失敗してしまったことを注意されたとします。
それをどう受け止めるかで、引きこもりになってしまうかどうかが決まるでしょう。
その注意を叱責されたと感じたら、「やっぱりダメだったんだ。
怒られてしまった」と落ち込んでしまいますよね。
次にまた失敗してしまったら、「自分のせいで失敗してしまった」と、さらに落ち込んでしまうでしょう。
そうなると、「どうせまた失敗してしまうから・・・」と思い、最終的には何もしない状態になってしまいがちです。
そして、最悪の事態として、引きこもりになってしまうのではないでしょうか。
マイナス思考の方は、何に対しても否定的な考え方をしてしまいます。
「何をやってもダメだ」と考えていたのでは、努力することもできないですよね。
努力してみたとしても、自分の持っている力を全て出し切って努力をすることはなかなかできないでしょう。
「ダメだ」と結論が先に出ているので、目標に対して本気で努力できないのです。
引きこもりとマイナス思考との関係性は、明確にはなっていません。
でも、マイナス思考はとても引きこもりになりやすい考え方だと思います。
なるべく、マイナス思考にならないように心掛けていきたいですね。
大人の引きこもりに悪影響な生活習慣
大人になってからの引きこもりで、ありがちな悪い生活習慣としては、昼夜が逆転して夜に活動して、まともな食事を摂らず、インスタント食品やスナック菓子をたくさん食べ、テレビゲームやオンラインゲーム、ネットサーフィンなどに起きている時間のほとんどを費やすといったところでしょうか。
当然のことですが、本来なら活動するべき昼に寝て、夜に起きているというのは心にも体にもよくありません。
自覚症状はなくても、確実に悪影響が出ます。
人間は昼間よりも夜の方が考え込みやすくなり、くよくよと悩んでしまいがちです。
深夜に悩んでいたことを昼間に考え直してみたら、たいしたことじゃなかったなんてこともありますよね。
それに、栄養バランスのとれた食事をきちんと三食摂らないのも問題です。
人間の体はもちろん、心も食べたものに影響されます。
栄養のある食べ物ではなく、インスタント食品やスナック菓子、出来合いのお弁当のようなものを食べ続けていると、無気力になったり、イライラしたりします。
夜に睡眠をとらない上に、体に悪影響を及ぼす食事を摂っていたら、体調も精神状態もどんどん悪化していくでしょう。
また、テレビゲームやオンラインゲーム、ネットサーフィンなどをして、運動をほとんどしないのも、肥満の原因になりますし、体力の低下に繋がります。
ネットを通して誰かと関わっているような錯覚を起こすのもあまりよくありません。
時には、引きこもりから立ち直れるきっかけを掴める事もあるでしょう。
でも、大抵の場合は、それで満足してしまって現実の世界に再び出ていく意欲を失ってしまいます。