運動は引きこもりには効果的
引きこもりは、脳や心が疲れているのです。
引きこもっている状態だと、あまり自分から行動を起こさないだけでなく、自分の頭で考えようとすることさえ、面倒になってしまいがちです。
そんなことをしていると、体を動かすことが少なくなり、精神面だけではなく、肉体面でもあまりよくない状態に陥ってしまいます。
なので、引きこもっていても運動することは重要です。
運動と言っても、今すぐ外にウォーキングしに行きなさいなどと言っているわけではありません。
まずは、家の中でできることから始めてみましょう。
自分が食べた物の食器洗いをするとか、トイレ掃除をするとか、そんな程度でいいのです。
ここで重要なのが、家族や他人に言われて行動するのではなく、自ら行動することです。
早くこの状態から脱出したいと思っているなら、尚更行動に移すべきです。
家の中でできる範囲の運動としては、筋トレなんかもいいかもしれませんね。
脳や心が疲れているなら、筋トレに夢中になって無心になるのも、回復するための一つの方法です。
筋トレで疲れると、よく眠れますし、体力がつけば、行動を起こす意欲もわいてきます。
自発的な行動ができるようになったら、ボランティアに行ってみたり、農作業などに行ってみるのもオススメです。
ボランティアや農作業は、体を十分に運動させることになります。
肉体労働を体験することで、精神的にも充足感を味わえるはずです。
引きこもりで運動不足の毎日が続いているのなら、まずは少しずつ体を動かすことから始めてみてください。
大人引きこもりに有効な自己啓発本・セミナー
大人の引きこもりを改善するために、最近では様々な種類の自己啓発本が出版されていたり、セミナーが開催されているようです。
セラピストや催眠療法家の方が書かれている本などもあるようで、これは結構高評価で多数のレビューが書かれたりしているので、実際に使ってみてもいいのではないかと思います。
本を読んでみて脳の癖をクリアーにしたり、本に書かれているような行動を起こして、自分にとってプラスになるような考え方を吸収できればベストですよね。
実際に著者自身が以前、心の病で悩んでいたことが書かれている書籍もあります。
著者本人も心の病を患っていたことから、そんな時の心の癒し方がわかりやすく説明されていたり、毎日の辛さなど共感できたりする部分も多くあると思います。
色々な本を読んでみて、自分自身が一番しっくりくるやり方を実践してみるのもいいかもしれません。
自己啓発セミナーに足を運べるような状態であれば、セミナーへ行ってみるのもいいでしょう。
セミナーに行き、人見知りだった自分を改善できた、毎日漠然とした不安や悩みなどマイナスイメージしか持てなかったけどプラスに変える方法を見つけた、なんて人もいるくらいです。
自己啓発セミナーの目的は、「本当の自分を見つけよう」「新たな可能性を切り開く」だったりします。
こう聞くとなんとなく胡散臭さも感じてしまいますよね。
やはり自己啓発セミナーの中には悪徳なセミナーもあるので、そこは注意してもらいたいと思います。
家族が引きこもりの時の接し方
様々なストレスの要因が転がっている現代社会で、家族が引きこもりで・・・なんて悩みを抱えている方も、結構いらっしゃるのではないかと思います。
引きこもりしている本人だけで、引きこもりの状態を改善するのはとても難しいものです。
時には、カウンセラーなどの専門家の力を借りることも必要になりますし、家族の協力が何よりも重要になってきます。
家族の一人が引きこもってしまったら、その他の家族だって辛いですよね。
その人に対して、怒りや不満を感じることもあるでしょう。
でも、だからといって、引きこもっている人を責めても解決することはほとんどありません。
逆効果になってしまうことの方が多いでしょう。
引きこもってしまう人の大半は、真面目で責任感が強く、傷つきやすい性格です。
たとえ、単なる甘えや怠けで引きこもっているのだとしても、それを指摘して責めると、逆ギレする危険性が高いですから止めておいた方が無難ですね。
家族だけで悩まず、勇気を出して誰かの手を借りることが大切です。
引きこもりから立ち直った人は、引きこもりだった時のことを辛い経験として捉えています。
けして、何もせず、ぬくぬくと遊んでいられて楽だったとは思っていないのです。
引きこもりの人を焦って外に出そうとするのはあまりよくありません。
でも、引きこもりの人を支援する施設を探すなどして、なるべく引きこもりの期間が短くなるようにサポートしてあげることは家族にしかできないでしょう。