自分でできる不眠症対策
不眠症は、できれば薬に頼らずに治したい物です。
その為、不眠症の方には、薬がなくても眠れるようになろうと、色々な努力をしている方が多いですね。
これはとてもいい心掛けだと思うのですが、間違った対策方法を行っている方も少なくありません。
例えば、寝酒。
アルコールは、摂取すると眠くはなります。
これを不眠対策として、有効だと勘違いする方はとても多いのですが、アルコールは熟睡には繋がりません。
ですので、不眠症の対策としては、効果がないのです。
不眠症の対策として有効なのは、朝、太陽の光を浴びる事。
もし、朝が無理でも、日光を一日一度は浴びるようにしてください。
そして、興奮し過ぎない程度に、軽い運動をします。
寝る前には温かい飲み物を。
もちろん、カフェインは禁物です。
ノンカフェインのハーブティーなどがお薦めです。
後は、寝ようとする3時間ほど前には、照明を間接照明などだけにして、部屋を薄暗くしておきます。
ここで、テレビなどはもちろん電源オフ。
布団に入る前に、心を落ち着けて、眠る準備をしておくのです。
布団に入ったら、考え事は禁止。
深呼吸し、リラックスして頭をボーっとした状態で空っぽにします。
これで自然に眠りやすくなるはずです。
コツは、眠れない事を悲観しない事。
後、お風呂はゆっくりとぬるめのお湯にするといいですよ。
お風呂上がりはストレッチなんかも軽くしておくと、安眠効果がさらに期待できます。
是非参考にしてみてください。
不眠にいいサプリメント
人間が健康的に毎日を過ごす為には、睡眠時間の確保が必要不可欠です。
ですが、最近では、睡眠障害に悩む方が急増しているのだとか。
眠れないと、前日の疲れが蓄積していくだけでなく、長く続けば続くほどに、心のゆとりがなくなってしまいます。
そんな事にならない為にも、不眠が悪化し、様々な病気を併発してしまうその前に、早期解消に努めましょう。
不眠対策としては、色々な物がありますが、サプリメントによる物は効果が高いといわれています。
不眠症に有効といわれるサプリメントは、種類が豊富です。
有効といわれる成分も、たくさんの物があります。
特に有名なのは、「吉草根」。
これは中枢神経が興奮したり、緊張するのを和らげる作用がある成分です。
ハーブの一つであるこの成分は、精神安定によって、自然な眠りを誘う効果があります。
また、自律神経の安定や炎症を抑える作用もあります。
サプリメントでは、バレリアンと呼ばれているのがこれ。
バレリアンは、最近よく聞く、「GABA」という物質と助け合う事で、不眠解消の効果を生みだします。
この他にも、「メラトニン」や「セントジョーンズワート」など、有名なサプリメント、有効な成分はたくさんあります。
このような不眠症解消の効果が期待できる物は併用する事で、その他のお薬の作用に影響を及ぼす事があります。
睡眠薬や安定剤など、服用している薬がある方は、そのお薬がサプリメントと併用しても大丈夫なのか、先にお医者さんに聞いておきましょう。
不眠症の原因
最近は不眠に悩む方が、異常なほどに増加しているようです。
これには、色々な事が原因として考えられます。
最近の社会の状態もその一つ。
小学生の子どもですら、ストレスだなんだと語るような時代ですから、多くの方が、心のバランスを崩してしまうのは、当たり前の事なのかもしれません。
精神的に不安定になると、不眠に繋がる可能性は極めて高くなります。
朝、起きて、太陽の光を浴び、暗くなったら眠る。
これが、人間として、一番自然なリズムです。
昔は、そういった生活リズムで生きるのが当然でした。
夜はどこもお店が閉まり、繁華街でもなければ道は真っ暗。
でも、現代社会ではどうでしょう。
365日24時間、どこもかしこもフル稼働しています。
もちろん、これはすごく便利ですよね。
ですが、これもまた、不眠症増加の原因の一つ。
昼夜逆でも生きられる環境なので、昼に起きて、朝眠るなんて若者はとても多いようです。
24時間社会である為に、深夜も働かなくてはいけない方、交代勤務制の方などのように、本人の意思とは関係なく、不自然な生活リズムを取らないといけない場合もあります。
こうなると、生体時計はどうしても狂います。
眠るべき時間、起きるべき時間が一定でない事で、体が正常に働かなくなり、不眠に繋がるのです。
そうなると、一段と精神の安定は難しくなります。
悪循環ですよね。
つまり、不眠症は現代社会が生み出した病気といっても過言ではないのです。