生理痛がひどい時には
生理痛に悩まされる女性は多いと思います。
この痛みは千差万別で、全く痛みを感じない人から起き上がるのも苦痛な人まで様々です。
生理痛がひどいときには、我慢せずにまずは鎮痛剤を使いましょう。
これを使うことで癖になると思われがちですが、頓服する程度であれば、そんなことはありません。
痛みに耐える方が余程つらいです。
鎮痛剤も薬局で売られている物でもよく効きます。
但し、薬の効き方も個人差があります。
婦人科を受診して鎮痛剤を処方してもらうのもいいでしょう。
それでも薬を飲むのに抵抗のある方は、腰の辺りを暖めたりすると、幾分かマシになることがあります。
カイロなどを腰にあててみると痛みが軽減されることもあります。
入浴すると痛みが軽減されたりしますよね。
体は冷やさないようにしましょう。
血行をよくすることも大事です。
冷えは女性の体には大敵ですし、日頃から冷え性対策をすることも重要です。
冷え予防・改善・血行促進のために体質改善を行うことで、軽減されることがあります。
漢方などを試してみてもいいでしょう。
漢方は漢方調剤薬局でも処方してもらえます。
あとはピルを飲むと生理痛が軽減されるといいますが、副作用がある上に費用がかかります。
あまりにもひどい生理痛の場合は子宮内膜症や子宮筋腫などの病気の可能性もあります。
この場合、一度婦人科を受診して、子宮の状態を調べてもらうことが必要です。
更年期 閉経
閉経とは、卵巣の機能が衰えてきて月経が終わることです。
ほとんどの女性は50歳くらいで閉経を迎えます。
その10年くらい前から更年期に入ると言われています。
つまり40代に入った頃から、更年期による体の不調を感じる人が多くなってくるのです。
更年期に入ってからの月経は不順になってきます。
周期が短くなったり長くなったり、月経の期間が短くなったり、量が多くなったり、月経が重くなったりと色々と変化が起こるでしょう。
中には、閉経を迎えるまで全く異常は無く、今までと変わりなく月経がくる方もいます。
人それぞれなので、一概に必ず月経に異常が起こるとは限りませんが、月経が順調な方も50歳前後で閉経を迎えることになります。
また、月経周期が不規則になった方は「いつ月経がくるのかわからない」状態になってくるようです。
「しばらく月経がないな」と思ったら、いきなり月経がきたりするので、自分が閉経になったのか、そうでないのか、なかなか判断が難しいでしょう。
一般的には、「6ヶ月以上月経のない状態」になったら、閉経したと考えてよいとされています。
「1年以上月経がない状態」ならば、なお確実です。
6ヶ月間、月経が無くても妊娠する可能性はありますので、妊娠を望まないのであれば、閉経したと思われる時期から1年間は避妊を続けた方が良いでしょう。
また、閉経したと思われた後に、出血が認められた場合は、何か婦人科系の病気の可能性もありますから、早めに婦人科を受診した方がいいでしょう。
更年期 妊娠
更年期とは、女性の閉経前後に起こる症状のことを言います。
のぼせや顔のほてり、異常なまでの発汗や動悸など様々な症状が体に現れます。
個人差はありますが、だいたい40代半ばに更年期を迎える方が多いようです。
更年期に入った後の妊娠は、つまり40代に入ってからの妊娠ということになるでしょう。
一般的には35歳以上で高齢出産ということになりますので、かなりのリスクを負うことになります。
ましてや、初産ということになると、母体にもお腹の中の赤ちゃんにもリスクが伴います。
自分の周りに相談できる方がいるのか、妊娠中に助けてもらえる方がいるのか、そして、出産後にも助けてもらえる方がいるのか、ご主人とも相談してから出産するかどうか決めるようにしましょう。
さらに注意しなければならないのが、更年期に入って閉経したからと言って、妊娠の可能性がゼロになったわけでは無いと言うことです。
閉経後の1年以内は妊娠する可能性があると聞きます。
妊娠を望んでいないのならば、きちんと避妊する必要があるのです。
いつまで避妊しなければならないのかは、個人差があるのではっきりとは言えませんが、一般的に閉経すると言われている50歳前後から1年以上は避妊を心がけましょう。
中には、更年期の症状を全く感じない方もいます。
そのような方も妊娠を望まないなら避妊をするように気をつけてください。
更年期に入ってから妊娠を望むようでしたら、産婦人科の先生に相談してみるといいかもしれませんね。