短時間 睡眠

忙しくて長時間の睡眠がとれない、いろんなことをしたいので睡眠時間を短時間にしたいというあなた。
それなら短時間睡眠を実践してみてはいかがですか？睡眠は長時間とればいいというものではありません。
長く睡眠を取り過ぎることで頭がぼんやりしたり、体がだるくなることもあります。
これは経験したことがある人が多いのではないでしょうか。
また、短時間の睡眠でも頭がすっきりしてよく眠れたということを経験したことがある人も多いでしょう。
忙しい現代、注目を浴びている短時間睡眠法。
短時間睡眠はただ単に睡眠時間を短くすればいいというものではありません。
短時間の睡眠の成功のポイントは短時間でいかに質の良い睡眠をとるかという点にあります。


＜短時間睡眠のポイント＞
・布団に入って寝付けない時間をチェックし、その時間帯は無理に布団に入らず他の事をする。

・長時間の睡眠から急に短時間にするのではなく、徐々に睡眠時間を減らし体を慣れさせ、短時間で熟睡できるようにする。

・睡眠時間を９０分の倍数にする（３時間、４．５時間、６時間など）
・毎日同じ時間に就寝・起床する（体に眠りのリズムを定着させる）
・快適に眠れる寝具を準備する
・朝起きたら太陽の光を浴びる
・適度な運動をして熟睡できるようにする
・寝る１時間ほど前にストレッチをして眠りやすい状態を作る

短時間睡眠は睡眠のサイクルを作り、熟睡しやすい環境や体を作ることが大切です。
無理やり睡眠時間を減らし、体や脳を酷使して毎日を送るという無茶な短時間睡眠生活は体調を崩すもととなります。
短時間睡眠での生活を定着したいのなら、時間をかけて体を短時間睡眠に慣れさせることが大切です。

睡眠導入剤

眠れない日々が続くことは体力だけでなく、精神力も低下させます。
睡眠不足が続くと人は思考能力が鈍り、気力がなくなってしまいます。
しかし、それがわかっていてもどうしても寝ることができないという人もいるでしょう。
そんな人に睡眠をもたらしてくれるものに睡眠導入剤があります。
睡眠導入剤は一般的には睡眠薬として知られています。
睡眠導入剤の種類にはベンゾジアゼピン系、チエノジアゼピン系、バルビツール酸系、シクロピロロン系、抗ヒスタミン薬などがあります。
睡眠導入剤は基本的には医師の処方なしでは入手することができないものとなっています。
市販でみられる睡眠薬は睡眠改善薬とよばれ、医師が処方する睡眠導入剤とは区別されています。


＜市販の睡眠改善薬＞
・ドリエル（エスエス製薬）
・ナイトール（グラクソ・スミスクライン）
・ドリーネン（東宝製薬）
・ネオデイ（大正製薬）
・マイレスト（サトウ製薬）

市販の睡眠改善薬は継続的に使用するためではなく、必要時に使用するためのものなので、ひどい不眠症、長期的な不眠症の人は医師に相談し、医師が処方した睡眠導入剤を使用しましょう。


＜睡眠導入剤の注意点＞
・勝手に使用量を減らしたり、増やしたりしない。

・アルコーと一緒に服用しない。
（アルコールと一緒に服用すると作用が増強したり、副作用が出る場合があります。）
・服用後に運転や注意を必要とする作業をしない。
（服用後に眠くなることがあります。）
・自分の服用する睡眠導入剤を他人にあげない。

睡眠 成長ホルモン

睡眠と成長ホルモンの関係、ご存知ですか？成長ホルモンとはその名の通り、成長を促すホルモンです。
成長ホルモンは骨や筋肉の成長を促したり、体脂肪を分解したりする働きがあります。
そのため、子供の発育にはなくてはならない重要なホルモンです。
また、成長ホルモンは新陳代謝を活発にし、肌の調子を整えたり、体を修復したりする働きもあり、大人にとっても重要なホルモンとなっています。
そしてこの重要なホルモンである成長ホルモンに深く関係しているものに睡眠があります。
成長ホルモンは２２時〜２６時（夜中の２時）の間に多く分泌されることが知られています。
また、成長ホルモンは深い眠りであるノンレム睡眠の時に多く分泌されます。
この深いノンレム睡眠は寝始め３時間に限定されているため、成長ホルモンを多く分泌させるためには就寝時間に注意する必要があります。
長時間眠っても就寝時間が深夜であれば、成長ホルモンの分泌は減ってしまいます。


＜成長ホルモンの分泌が低下すると・・・＞
・成長ホルモンの分泌が低下すると子供の成長を妨げることになります。
子供の夜更かしには注意しましょう。

・睡眠不足は肌荒れのもとというのは本当です。
成長ホルモンの分泌が減ると肌の張りが悪くなったり、髪がパサつく原因となります。

・成長ホルモンは疲労回復の働きがあるため、分泌が低下すると睡眠時間が十分であっても疲れが取れずに目覚めることになります。


睡眠と成長ホルモンとの関係を考えながら良質の睡眠を取り、健康維持を心がけましょう。