妊娠と食事の関係
妊娠を望む上で食事は非常に大切です。
まず、バランス良く栄養を摂取するように心掛けましょう。
妊娠に効果的な食材はありませんが、規則正しく、きちんとした食事を摂ることで、妊娠しやすい体になるはずです。
ホルモンバランスを安定させるような食事が摂れるように心掛けてください。
妊娠しやすい体作りをするための食事としては、何よりもまず、体を冷やしすぎない食事をすることが重要です。
冷たいものよりも、温かいものの方が、血行をよくします。
さらに、体を温める効果のある食材を積極的に取り入れていきましょう。
特に夏は冷えた物が飲みたくなるし、体を冷やす効果のある食べ物を好みがちですが、そういったことを続けていると免疫力まで低下させてしまうことにもなりかねません。
また、血液の流れを良くする食べ物を摂ることで、状態の良い卵子が出来る可能性が高くなります。
青魚やきのこ、海草類はなるべく日常的に摂るようにしてください。
活性酸素が増えないような食事を摂るようにするのも大切です。
そのためには抗酸化物質を摂る必要があります。
ポリフェノールなどを摂るようにするとよいでしょう。
食事も大事なことですが、ストレスを溜め込んだり、不規則な生活は妊娠力を上げるのによくありません。
規則正しく、毎日なるべく一定の時間に、バランスの良い食事を摂ってください。
どうしても摂りにくい食材があるのなら、サプリメントなどを上手く利用してもいいと思います。
出来る範囲からコツコツと続けていって、妊娠しやすい体を作りましょう。
排卵障害と妊娠
不妊の原因はたくさんありますが、女性の不妊の原因の一つとして排卵障害があります。
この排卵障害は、基礎体温を付けると分かりやすいと思います。
低温期と高温期が入り乱れたり、分からなかったりはしませんか?このような状態であれば、早めに病院を訪れるようにしましょう。
排卵障害には、卵子が上手く育たない場合と、ちゃんと育っても上手く排卵できない場合があります。
卵巣機能が低下してくると、卵子数が減少したり、大きく育たなかったりします。
このままだと、排卵が上手く行かず、結果、妊娠しにくくなります。
排卵が上手く出来ずに卵巣の中に溜まってしまい、卵巣が腫れてしまうこともあります。
排卵障害はホルモンの影響を受けている場合が多いですから、生活習慣や疲労・ストレスも原因になるようです。
排卵障害を指摘されたら、治療が必要になってきます。
ホルモン療法が主流となります。
月経のサイクルを正常に戻すということを行います。
妊娠希望の場合は、排卵誘発剤が用いられるでしょう。
薬物療法ですから、多少の副作用も覚悟しなければなりません。
こういった治療は、多少なりとも心身的にもストレスを与える場合が多いようです。
必ずということはないですが、急に落ち込むことが多くなった、性格が変わった・・・などといった体験を聞くことがあります。
ホルモンバランスが変化するということは、女性の体にそのくらい大きな変化を与えるのです。
不妊検査の内容
不妊検査を受けるとなると、どんなことをするのか不安になることと思います。
ネットや本を調べて下準備していても、緊張するものですよね。
では、不妊検査ってどんなものがあるのでしょうか?初めて病院にかかるときは、問診票を記入する場合がほとんどだと思います。
先生はそれを見て診察しますので、婦人科の問診票は独特ですよね。
口では言いにくいことを書くようになっています。
まずは問診、内診。
その後、状況によって必要な検査を行っていきます。
○基礎体温 自宅で毎日基礎体温を測定し、排卵が毎月きちんと行われているか調べます。
○経膣超音波 子宮の状態や卵胞を観察します。
○血液検査 黄体ホルモンを調べます。
○頸管粘液検査 排卵日のおりものの状態を調べます。
○子宮内膜組織検査 内膜の組織の一部を採取して調べます。
○子宮卵管造影検査 造影剤を使って、子宮や卵管の状態を調べます。
卵管の通過具合も見ます。
○通水検査 卵管の詰まり具合を調べる検査です。
○ヒューナーテスト 性交後の精子の進入具合を調べます。
○抗精子抗体検査 精子に対する抗体ができていないかを調べます。
血液で検査します。
○精液検査 男性側の原因を知るときに調べます。
精子の数や運動率・奇形率などを調べます。
最初に排卵がきちんと行われているかどうか?子宮や卵巣に問題はないか?ホルモンに異常はないか?卵管はきちんと通っているか?などを調べた上で異常がなければ、男性側を調べることになるようです。