不妊治療 親戚親家族と相談
不妊治療を始めて、それを親や義両親に言うか、悩むところだと思います。
しつこく「子供はまだ?」なんていわれるのも嫌だし、そこまでしなくともいいのでは?と思われることもあるだろうし、また、不妊治療に対してどれだけの理解を持っているかもわかりませんよね。
ある調査によると、実両親には言っている方が多いようです。
ただ、不妊治療にもいろいろありますが、詳しいことまでは言っていない人がほとんどですね。
本来なら、不妊治療を受けていることを言って、周囲の理解を得ることは大事でしょう。
言いたくない理由としては、「しつこく聞かれそうなので話したくない」「周囲に言いふらされそうで話す気になれない」「子供を作るのに高いお金を払っているように言われるのが嫌だから」「嫁として体に問題があるように思われそう」などがあります。
義両親に不妊治療のことを言うかどうかは、両親の性格をよく知っている旦那さんと相談してみた方がいいかもしれませんね。
不妊治療は夫婦の問題ですから、言う必要が無いと思えば、ずっと言わないでいるのも一つの選択です。
不快な思いをすることが予想できる場合は、あえて不妊治療のことを話す必要はないでしょう。
不妊治療が長くなってくると、ストレスがたまり、精神的にも肉体的にも辛くなってくることがあるようです。
信頼できる人に不妊治療のことを話しておいて、いざという時に力になってもらうと、その辛さもきっと乗り越えられるでしょう。
中絶と不妊の関係
中絶をすると不妊になりやすいと聞いたことはありませんか?たぶん、聞いたことのある人は多いと思います。
これは本当なのでしょうか?中絶手術というのは、何らかの事情で、子供を産んで育てることが出来ない女性や、母体が妊娠・出産に耐えることが難しいと考えられる場合に行われます。
基本的に正しい処置を受けた場合は、次の妊娠に影響はないと考えられています。
しかしながら、妊娠中絶は、子宮内の胎児を取り除く際に、内容物を除去するわけですから、子宮壁に負担をかけてしまうことは間違いありません。
その際に傷がつくということもあるようです。
中絶手術を繰り返し行うことで、そのリスクは高まることになるでしょう。
何度も子宮に負担をかけた結果、妊娠しにくい体になるということも十分考えられます。
また、中絶手術がきちんと行われてなかったり、術後の処置があまり良くなかった、術後に無理をし過ぎたことなどが原因で、不妊に至るケースも少なくないのです。
術後に出血がいつまでも続いている、腹痛や発熱がある、生理が再開しないなどという異常があれば、必ず何らかの原因があるはずです。
その理由によっては妊娠出来なくなってしまう可能性もあります。
そういう時はすぐに医師の診察を受けなければなりません。
本来、妊娠や中絶は子宮に大きな負担がかかります。
中絶手術後には、いつも以上に体調管理に気を配る必要があるのです。
中絶自体が即、不妊につながることはありませんが、不妊の原因を作ってしまう可能性はあると言えるでしょう。
流産と不妊の関係
女性にとって流産してしまうというのは、とても辛いことです。
流産と不妊にはどんな関係があるのでしょうか?流産とは、妊娠22週未満で妊娠が終わってしまうことをいいます。
また、妊娠12週未満を早期流産と呼び、妊娠12週~22週未満を後期流産と呼んでいます。
流産すると精神的にもダメージを受けますが、子宮内容除去術や人工的に出産を誘発させたりするので、母体にも負担がかかることでしょう。
流産に至る原因はたくさんあり、必ずしも女性側だけに原因があるとは限りません。
まず、赤ちゃん側の問題でいえば、染色体異常があげられます。
男性側の原因では、精子の異常も考えられますし、夫婦間の免疫学的な問題が原因で流産してしまうこともあるでしょう。
女性側の原因としては、子宮や卵巣の異常、または、感染症などがあります。
そういった様々な流産の原因ですが、どれもそれほど珍しいものではないのです。
ただ、流産が2回、3回と続く場合(習慣性流産)には、病院で原因を特定する検査を受けた方がいいでしょう。
この場合は、不妊にも関係してくるはずです。
受精、着床までは上手くいっているのですから、なぜ妊娠が継続できなかったのかを調べていくことになります。
そんな習慣性流産の原因の一つとして、子宮に何らかの問題のある場合があげられます。
例えば、子宮奇形や子宮癒着、子宮頸管無力症などです。
原因が特定できれば、それに応じた治療が出来ますので、治療が上手くいけば、流産することなく出産することができるでしょう。