不妊治療 マカ・お灸の効果
不妊治療には、マカが有効と言われています。
実際にアメリカでは、マカをホルモン療法の代替えとして使っており、とても注目されているんですよ。
マカはブロッコリーや大根と同じアブラナ科の野菜で、アンデスの山に住む人が長年栽培し、常食してきたことから、アンデスの薬用植物の女王と呼ばれています。
マカには、ホルモンや免疫、血管の基本機能を高める働きがあると言われています。
さらに、マカは必須アミノ酸やミネラル等の有効成分が豊富に含まれており、これらの成分が脳下垂体に働きかけることで、ホルモン生成を助ける働きをするようです。
また、ホルモンを作るだけでなく過剰なホルモンを抑える働きもあります。
マカはホルモンを作ったり、過剰分泌を抑えるなどして、最適なホルモンバランスを保つ事のできる不妊治療にぴったりの野菜といえるでしょう。
それに、マカは男性の不妊にも効果があります。
マカに含まれるアルカロイドやステロールは下腹部の支障を改善する効果があり、バイアグラ並みの効果が期待できるようです。
パートナーと一緒に使うことでより効果が期待できるでしょう。
不妊治療には、お灸も効果があるといわれています。
お灸は不妊の原因となる冷え性を改善することができます。
卵巣が冷えて排卵障害や着床障害を引き起こすのを防ぐ事ができる他、代謝低下による女性ホルモンのバランスの崩れの改善に期待がもてます。
お灸で不妊症のツボに温熱作用を与えて治療することにより、妊娠しやすい体質を作ることができます。
不妊治療 人工授精・代理妊娠とは
人工授精は、不妊の原因が乏精子症や精子の運動率の悪さ、子宮頚管の粘液の性状が悪いことにある時に使われます。
人工授精は、まず男性の精液を採取し、精子の数や奇形率などを詳しく検査します。
さらに、病院によっては、パーコール法やスイムアップ法という方法を用いて、元気な精子を取り分ける精子の調整を行う所もあります。
精子の検査が終わると精子を選び、基礎体温や超音波を参考に女性の排卵確率の高い日に、子宮内に精子を注入し、人工授精を行います。
人工授精は一回の人工授精で約1~2万円の費用がかかります。
しかし、一度で妊娠する確率は約10%と言われ、必ずしも妊娠するという保証はありません。
そのため、数回チャレンジしなくてはならなくなる事もあり、費用がかさんでしまうことも考えられます。
6~10回程度人工授精を行っても妊娠できない場合は、さらに続けても妊娠は期待できないため、人工授精をあきらめて体外受精に移る事も多いようです。
不妊治療には、代理妊娠という方法もあります。
卵子と精子を取り出し、体外受精を行い、第三者の子宮に移植し、妊娠させるというものです。
とはいっても、現在、日本ではこの方法は禁止されています。
その理由は、第三者に身体的・かつ精神的に不利益を与えるから。
他にも、生まれる子供の養子縁組の必要があり、家族関係が複雑になるなどの理由があげられています。
でも、最近では代理出産を認めても良いという意見も増えており、法律の整備も進められているようです。
不妊治療 体外受精とは
体外受精は、免疫性不妊症や卵管性不妊症、乏精子症などの方に用いられます。
女性に卵管異常があったり、男性の精子の数が乏しかったり元気がない場合、また、重度の子宮内膜症の場合にもこの体外受精が有効とされています。
体外受精は、体外で人工的に授精した卵を母体に戻して妊娠させるというものです。
本来なら母体で行われるこの受精を体外で行うため、費用や体にかかる負担も大きなものになります。
何より精神的なリスクが大きいのではないでしょうか?妊娠は自然に行われるべきだという意見も多いですから、精神的なストレスもきっと出てくるはずです。
しかし、パートナーと意見が一致しており、協力が得られれば乗り越えられるでしょう。
最近では、妊娠の最終手段として体外受精を考える人も少なくないようです。
体外受精をする時には、まず良い病院を探しましょう。
体外受精のそのものの方法は同じですが、妊娠には精神的な状態も影響するものなので、安心して治療を受けることのできる病院の方が妊娠できる確率が上がります。
実際に病院を変えて体外受精を行ったら、一度で妊娠に成功したという実例もあります。
また、体外受精に頼りきるのではなく、食生活の改善など自分で気をつけられる事を行うことで、体外受精を成功させる確率を上げる事ができます。
食生活などを改善することで、肥満やストレスをなくすことできれば、排卵しやすくなりますし、さらに妊娠の確率を上げることができるでしょう。