ためしてガッテン肩こり
肩こりには、揉んでも温めても治らない、厄介でしつこいタイプの物があります。
いわゆる、慢性痛と呼ばれるコリですね。
これについて、NHKの人気番組「ためしてガッテン」が、詳しい解説を行っていました。
「頑固なコリの真犯人!”慢性痛”徹底対策」という2009年3月4日に放送された物です。
この回では、そのような頑固なコリのあるタイプの肩こりに的を絞って色々な事を紹介しています。
そのあるタイプとは、痛いと感じる部分とコリコリとしたしこりのある部分が違う物の事です。
このコリコリとしたしこり、専門的には、トリガーポイントと呼ばれる物だそうです。
トリガーポイントをそのまま放置すると、最悪の場合、痛い箇所がどんどん広がっていってしまいます。
最初はちょっと痛いかな?くらいの症状だったものが、動かせないくらい深刻な症状に進行してしまうこともあるのです。
温める、マッサージをする、湿布を貼るなど、一般的な肩こり対策をしてみても、一向に肩こりが改善しない場合はペインクリニックと呼ばれる病院などを受診してみてください。
トリガーポイントは、ストレッチやマッサージなどでこわばりをほぐせることもありますが、素人には難しいでしょう。
ストレッチやマッサージを力任せに行うと、逆効果にもなりかねません。
また、内臓疾患が原因で肩こりが起こることもありますから、ひどい肩こりに悩んでいるなら、健康診断を受けてみるのもオススメです。
肩こりグッズ
肩こりに関するグッズには、様々な物があります。
例えば、痛みやこりを和らげるグッズ。
マッサージチェアは、最近では、まるで、手揉みのマッサージを受けているような気になるほどに、高機能な物もありますね。
また、マッサージ機能だけでなく、音楽や映像などにより、リラクゼーション効果まで得られる物もあります。
大型器具をおくスペースがない方には、シート型の簡易タイプの物や、ハンディータイプのマッサージ器具などもありますね。
それ以外にも、患部を温めるのに便利なグッズ、磁気などによるグッズ、冷やして炎症を抑えるタイプなど、肩こりグッズは、本当にたくさんの物があります。
ですが、これは、肩こりを治す物ではありません。
一時的に、痛みなどの症状を抑えるだけなんですよね。
そこで、お薦めなのが、肩こりを予防する為のグッズ。
例えば、寝具などです。
マットレスや枕。
自分に合った物を選んでますか?寝具は、選択を誤ると、腰と首へ負担が掛かり、こりの原因になります。
値段や好みだけでなく、是非、体に適した物を選んでください。
そして、靴。
これも、合わない物を履いていると、体のバランスが保てません。
それによって、血行が悪くなり、肩こりの原因になります。
見栄えだけでなく、履きやすい物を選択しましょう。
後は、姿勢を正すグッズ。
これも予防に最適です。
綺麗な姿勢は、肩こりだけでなく、印象アップにも繋がりますよ。
このように、色々と紹介しましたが、興味が湧いた方は、是非挑戦してみてください。
肩こりと首ヘルニア
肩こりについて話していると、関連性のある物として、ヘルニアの話題がでる事があります。
ヘルニアは、椎間板や頸椎など、様々な場所で起こるようです。
ヘルニアとは、骨と骨の間にある、軟骨が圧迫によって飛びだし、臓器を突き破るなどして、神経を刺激する病気です。
「ヘルニア持ちだから」なんて、笑いながら話していた人は、体内でこんな状況が起こっているのです。
歩行障害や排尿障害を起こす事もある、凄まじい痛みを伴うというヘルニア。
四十歳代~五十歳代に特に多いのだとか。
さて、こんな怖いヘルニア、肩こりや首の痛み。
これを予防する方法があれば、実践したいと思いますか?別に、大した事ではないんです。
ただ、下を向かないだけでいいんです。
マイナス思考だとなりやすいとかそういった類の話ではありません。
例えば、頭を洗う時どんな体勢ですか?美容院のように、家でも顔が上向きの方は、少ないんじゃないでしょうか。
料理をする時はどうでしょう。
意識して考えると、うつむいている時間って、結構多くないですか?パソコンも、ノートだと特にですが、うつむかないで使う方が難しいですよね。
これを、できるだけ意識して、うつむいている時間を減らすと、数ヵ月後から半年で、だいたいの方は効果を実感できるようです。
肩こり無縁に変身した方もいるそうですよ。
パソコンは、高さを調節したり、マウスをペンタブレットに変更するとか。
料理も椅子などを利用して、是非、どんな時でも首の向きに意識をしてみてください。