肛門科以外の病院に行きたい
痔で悩む方の多くは、肛門科に行く事に抵抗を感じているようです。
肛門科に行きたくないが為に、我慢してしまい、悪化させる例は少なくありません。
比較的軽い状態であれば、肛門科に行けば、手術をしなくても薬などで簡単に治る事も多い痔。
肛門科でなくとも、痔を治療する方法はたくさんあります。
内科や婦人科などでも、相談や治療はできます。
ですが、痔は人によって特徴も効果的な治療法も様々です。
確実に治すには、専門的な知識の必要な病気です。
婦人科や内科で相談すると、下剤や軟膏を、精密な検査もなしに処方される事が多いと聞きます。
これだと、確かに恥ずかしさはあまりないかもしれません。
でも、再発の可能性が高まるのは当然です。
女性は、特に便秘になりやすいので、痔を患う方はとても多いのです。
ただ、肛門の病気という事だけで、恥ずかしがり、誰にもいわずにいる事がほとんどなので、解りにくいかもしれませんが、珍しくもなんともない、大多数の方が経験している病気なのです。
腕のいい先生であれば、手術も痛みが全くないようです。
もちろん、恥ずかしがらずに軽度の段階で肛門科に行っていれば、手術も必要ないでしょう。
ちなみに、肛門科を受診する方の約70%が、治療に手術を必要としない痔なのだそうですよ。
痔は、いつかは治療しないといけない病気ですから、短期間で治療できる軽度のうちに、思い切って受診するようにしてください。
痔の薬を塗ったらかゆくなった
病院に行くのはちょっと抵抗がある。
そんな痔主さんはとても多いですね。
そのせいか、痔の市販薬を利用している方は少なくないようです。
自分に合った薬さえみつかれば、痛みも抑えられ、誰にも知られずに治療できるので、市販薬はとても便利です。
最近では、インターネットで購入する事もできますから、人目を避けたい方にとっては、とても嬉しい治療法でしょう。
ですが、市販の薬を使用していたら、痒くて仕方なくなったなどといった声をよく耳にします。
使い始めて数日で痒みがでる場合は、その薬が合っていないのかもしれません。
でも、ずっと使い続けている薬なのに、ある日突然、痒みがでたなんて方も・・・。
これは、蒸れが原因で起こることが多いみたいです。
どちらの場合にせよ、市販薬はお手軽さはありますが、万人に効果がある物ではないので注意してください。
やはり、一番の治療法は肛門科を訪れる事でしょう。
自分の痔のタイプに一番効果的な治療法・治療薬が解ります。
初めは勇気がいるかもしれませんが、診察が終われば、安心感と開放感が味わえます。
特に、女性の方は恥ずかしがる傾向がありますが、女性はもともと痔になりやすい方が多いのです。
肛門科と聞くと、重圧感を感じてしまう方もいるでしょう。
でも、最近の肛門科は、様々な面で配慮された、明るい雰囲気のところがたくさんあります。
インターネットで口コミをみると、少し勇気が湧くかもしれません。
痔の人が気をつけたいこと
痔を患っている方が、一番気をつけないといけないのは、症状を悪化させない事ですね。
また、再発がとても多いのが痔の特徴ですから、治ってからも予防に努める事が大切です。
では、痔の再発と悪化防止に有効な事とは何なのでしょう。
痔の大敵は、何といっても便秘です。
一度でも痔になってしまったのなら、便秘の予防が必須ですね。
水分を意識して摂るように心掛け、バナナやキャベツ、ゴボウなど、食物繊維をたくさん含んだ食品を食べるようにしましょう。
イージーファイバーなどもお手軽なのでオススメです。
そして、どんな時でも、便意を感じたらすぐトイレに行くようにしてくださいね。
我慢から便秘症になる方は、とても多いのです。
アルコールの摂り過ぎは、お腹を冷やすので下痢を招きます。
排便できれば何でもいいのではなく、下痢も痔には悪影響なので気をつけてください。
激辛料理なども要注意です。
肛門への刺激が強過ぎるので、痔の方には控えて戴きたいですね。
便秘の予防も大切ですが、排便後の肛門を清潔にするのも重要です。
肛門が不衛生だと、痔の悪化や再発の恐れがあります。
ウォシュレットを利用するなどして、常に清潔に保ちましょう。
水流が微弱なぬるめのシャワーが最適です。
同じ姿勢でいると、うっ血しやすくなるので、体勢を意識するのも忘れないでください。
半身浴などで血行促進に努めるのもいいでしょう。
このような点に配慮すれば、痔の再発や悪化の予防に繋がると思います。