痔の術後 排便
痔の手術自体は、麻酔により痛みも無く行えます。
しかし、麻酔が切れたあとの最初の排便時が、一番痛みを感じるでしょう。
肛門に手術の痕があるわけですから、排便によって擦られて痛みを感じるのです。
排便後に、すぐに温浴すると痛みが和らぎます。
とにかく、温めることが一番効き目があります。
温めることによって、筋肉が緩みます。
その結果、痛みがあっと言う間にひいていきます。
手術当日には、排便が無いのが一番良いのですが、生理現象ですので、便意を催したら我慢するわけには行きません。
我慢をしてしまうと、便秘への引き金になり、また痔になってしまう可能性もあります。
手術後に便意を催したら、排便しましょう。
なるべく、手術後の便が硬くならないように、下剤を処方される場合もあります。
下剤は、便が軟便を通り越し、水様の下痢になってしまう時もあります。
その場合でも、肛門に圧力が掛かってしまい、手術の痕が痛むことになります。
気を付ける必要があるでしょう。
また、痛み止めとして軟膏を処方される時もあります。
排便の何分か前に半分塗り、痛み止めが効いてきたら排便をします。
そして、排便後に温浴をして肛門を清潔にしてから、残りの軟膏を塗るという使い方もあります。
この場合は、痛い時に全部塗る方法よりも、痛みを和らげる効果があります。
痔の手術の後の排便が痛くならないように、医師も工夫してくれます。
安心して痔の手術を受けることをお勧めします。
ひどい痔 手術
痔は、基本的には薬による治療を行ないます。
薬で、ほとんどの方は症状が和らぎ落ち着いてきます。
しかし、薬を飲むのをやめた途端に痔が再発したり、薬ではあまり効果が無かった方には、手術を行う場合もあります。
手術と言っても、大掛かりなものではなく、日帰りで終わってしまうものがほとんどです。
痔の程度が軽いものは、「切らない手術」を行う病院もあります。
注射などで治療を行います。
しかし、痔ろうの場合は、薬では治りません。
痔ろうと診断された場合は、早いうちに手術をした方がいいでしょう。
痔ろうの手術の場合は、入院が必要になります。
切れ痔やイボ痔でも、日常生活に支障をきたすほど悪化している場合は、すぐに手術を行う方がいいでしょう。
排便するたびに痔が酷くなっていきます。
痛みや出血が続いている場合は、自己判断せずにすぐに病院に行きましょう。
痔の手術にも麻酔を掛けますので、痛みは全く感じません。
しかし、麻酔が切れてくると、肛門に力が掛かる動作を行なうと、痛みを伴います。
その場合は、温浴が効くと言われています。
排便後に、お風呂に入ると、痛みが和らぎます。
痛むのも手術当日だけですので、横になって安静にしているのが一番いいですね。
どの手術を行ったとしても、痔の完治ではありません。
風邪と同じです。
治っても、不摂生な生活をしていると、また風邪をひいてしまいます。
生活習慣や食生活を改善していかなければ、また痔になってしまう可能性があります。
気を付けたいですね。
痔になりにくいサドル
痔になってしまったら、自転車に乗るのは辛いですね。
しかし、通勤や通学などで、どうしても自転車に乗らなくてはならないとなったら、思い切ってサドルを変えてみてはいかがでしょうか。
残念ながら、「痔」になってしまった人用のサドルというのは、ありません。
もちろん、痔になりにくいサドルというものもありません。
けれども、長時間サイクリングする人向けに、お尻に負担を掛けない設計になっているサドルはあります。
サドルの真ん中に穴が空いていて、振動が伝わりにくくなっているものです。
お尻に負担が掛からないということは、すなわち痔にも振動が伝わらずに自転車に乗れるということになります。
また、サドル自体はそのままで、サドルにカバーを付けるタイプのものもあります。
そのカバーは、GEL(ゲル)で出来ていて、お尻に優しい仕様になっています。
GELは、衝撃を吸収してくれますので、お尻には負担が掛かりません。
GELは、カバーだけではなく、サドル自体にもGEL入りというものもあります。
部分的に柔らかくなっているので、長時間自転車に乗る人にとっては、お尻も痛くならずに最適なサドルと言えるでしょう。
見た目にも、GEL入りカバーよりも、かっこよくできていて、男性の方にも人気です。
しかし、GELの部分の布地が破れてくると、劣化が早くなります。
お尻にも痔にも優しいサドルです。
高い買い物ではありませんが、大切に扱えるといいですね。