病院に行かずに痔の治療
痔は恥ずかしい病気と捉えている方が多いので、あまり他人には公表しませんよね。
その影響から、あまり知られていませんが、痔を患った経験のある方は、日本人にはとても多いのです。
だから病院に行く事は恥ずかしい事ではないのですよ。
などといわれても、抵抗がなくなるはずはありませんよね。
どうしても、肛門科には行きたくないなんて方は、きっと少なくないでしょう。
もちろん、肛門科受診は、痔の治療において、西洋医学では一番手っ取り早い方法です。
ですが、肛門科に行かなくても治療をする事は可能です。
東洋医学などでは、患部をみせないで治療する事もできるのです。
整体や鍼灸、漢方などでは、痔の根本原因からの改善が主となるそうです。
東洋医学では、冷えや便秘、血行不良などから改善し、痔にならない体を作っていきます。
どちらかというと、痔は東洋医学が専門分野であるという先生などもいます。
また、市販の薬で治療する事も不可能ではありません。
ただ、市販薬というのは万人向けの治療である為、これらによって得られる効果には、かなりの個人差があります。
素人判断で間違った治療をした事によって、悪化するかもしれないというリスクもあります。
ですので、時間が取れなくて今すぐには先生に相談に行けないけど、痛くて仕方ないなどといった時の「応急処置」に利用するのがベストかもしれませんね。
このように、痔の治療といっても、色々な選択肢があるので、放置だけはせずに、しっかりと治してくださいね。
女性の痔
女性に多いトラブルといえば、「冷え性」や「便秘」ですよね。
女性は、日常生活を普通に送るだけでも、血行不良が起こりやすいのです。
何かと、外見を重視しないといけない為、不安定な靴や締めつけのきつい服装などをしている方は、とても多いです。
寒い季節でも、スカートを履いたり薄着だったりと、機能性よりも外見に重点をおく機会が多いのも、女性の特徴ですね。
そうした事だけでも冷え性になりやすく、便秘がちになるのですが、女性というのは、トイレを我慢する機会も多いですよね。
他にも理由はありますが、このような環境の方が多いのが、女性が便秘になりやすい原因かもしれません。
便秘と密接な関係にある「痔」も、やはり必然的に女性に多くみられます。
不潔なイメージを持つ方が多いようで、なかなか人にはカミングアウトしませんが、実は多くの女性は痔の経験者なんです。
出産を経験した女性なら、大半の方が痔も経験するようです。
なので、妊娠中や出産後などに痔になったら、産婦人科で健診ついでに相談してもいいでしょう。
痔の治療法には、色々なものがありますが、女性はかなり悪化するまで病院などに行かない傾向があります。
悪化すれば、慢性化の確率がかなり高くなりますので、どうせ行くなら早い段階で手を打ちましょう。
どんな病気にせよ、早期発見・早期治療が一番楽ですし、確実ですよ。
是非参考にしてくださいね。
痔になりやすい人とは
生活習慣に問題があると、痔になる確率がかなり高くなるのだそうです。
例えば、運転手さんのように、長時間同じ体勢で座らないといけない仕事についている方。
座る事がなくても、交通誘導員さんのような同じ体勢で立ちっぱなしの仕事についている方。
職場が寒い方。
このような方は特に痔になりやすいです。
期間限定ではありますが、妊娠中や産後間もない方も注意が必要でしょう。
もちろん、運動不足であったり、食事制限をしている方などもなりやすいですね。
お酒が好き、愛煙家、からい物が好きなどといった嗜好物によってもなりやすくなります。
下痢や便秘が慢性的な方も発症しやすいです。
トイレに長時間居座るのが好きな方も要注意です。
これらに、たくさん当てはまれば当てはまるほど、痔になりやすいタイプといえるでしょう。
痔にならない為には、これらに注意するのが一番ですが、嗜好物を無理にやめたり、必要以上に焦って生活リズムを変更すると、ストレスの原因になる事があります。
ストレスは痔だけでなく、万病のもとといっても過言ではないほどに、とても厄介なものです。
ですから、一度に無理して極端な制限をするのではなく、ストレスにならないように、ゆっくりとバランスを取りながら調整していってください。
少しずつゆっくりとやる方が、無理なく継続できますよ。
あまり初めから飛ばし過ぎると、投げだしてしまいたくなる事も多いようですから、負担に感じない程度から頑張ってみてください。