包茎 ステロイド
包茎をステロイド剤を使って治すという方法があります。
ステロイド剤には、皮膚を柔らかくして伸ばすという効果があるので、痛みを感じない範囲内で、できるところまで自分でむいてから、包皮の内側にステロイド剤(軟膏やクリーム)を塗り込むようにすると、一ヶ月くらいで真性包茎が仮性包茎になるそうです(使えるのは真性包茎の治療のみ)。
ステロイド剤による真性包茎治療は、元々は子供の包茎治療に使う方法なので、大人の場合は効果がでにくいこともあるでしょう。
また、包皮は最もステロイド剤を吸収するところですから、絶対に市販のステロイド軟膏などを使用せず、医師に相談して経過をみながら使う必要があります。
ステロイド剤を使いすぎると、包皮が縮んでしまうこともあり、逆効果になりかねません。
仮性包茎だった人が炎症治療のためにステロイド剤を処方され、ステロイド剤の包皮を萎縮させる作用により真性包茎になったケースもありますから、仮性包茎の人がステロイド剤を使う時には注意した方がいいと思います。
ステロイド剤で真性包茎を治療する場合、健康保険が適用されるのですが、家族に泌尿器科への通院を隠したいのなら、健康保険を使いたくないといえばいいでしょう。
ステロイド剤での真性包茎治療は、比較的、最近の治療法なので、知らない医師もいるようです。
ステロイド剤での真性包茎治療率は87%ともいわれていますが、これは子供の真性包茎の治療率ですから、大人には適用できません。
子供 包茎
子供の頃は、包茎で当たり前です。
日本には割礼の習慣がありませんから、子供の包茎に悩んでしまうママも多いでしょう。
親が包皮のむき方を教えた方がいいという説もあれば、成長するにつれて自然に包皮がむけるようになるから何もしなくていいという説もあります。
医師や育児書によっても意見がまるで違うので、何を信じたらいいかわからないかもしれません。
ママにしてみれば、自分では経験のないことだけに、心配でたまらなくなるもの。
将来、包茎がコンプレックスになっても可哀想だし、手術が必要なら大人になってからするよりも子供の頃に済ませておいた方がいいのでは・・・と悩むみたいです。
ある医師によると、生まれてから一年以内の記憶があまり残らないうちに、無理矢理に一度むいて、一旦、元に戻し、もう一度むいたら、後は一ヶ月に一度くらいの割合でむくようにすると、将来、真性包茎やカントン包茎になる心配がありません。
無理矢理にむくとはいってもコツが必要なので、専門医の指導を受けるといいようです。
一回でむけない子供も多く、二ヶ月くらいかかって徐々にむくこともあるのだとか。
子供がトイレに行けるようになったら、包皮をむいておしっこをし、必ず元に戻して、ちゃんと手を洗うという習慣をつけると、陰茎がんの予防にも繋がるでしょう(お風呂では当然、むいて洗います)。
子供の包茎で悩んでいるのなら、飛波 玄馬さん、山本 直英さん、岩室 紳也さん共著の「まちがいだらけの包茎知識」が参考になると思います。
不妊治療 問題点
不妊治療の問題点としては、何よりもまず、高額な費用がかかることがあげられます。
初期の段階での不妊検査やタイミング療法、クロミッド療法、HMG-HCG療法(ゴナドトロピン療法)などは健康保険が使えますが、人工授精やアシステッドハッチングなどの高度生殖医療(ART)は自由診療となり、健康保険の適用外なので、かなりの費用がかかってしまうでしょう。
自由診療の診療報酬は医療機関ごとに自由に決められるため、設定価格にも幅があります。
自由診療の不妊治療を受ける場合は、検査や薬などの費用にも健康保険が適用されなくなる点にも注意が必要です。
また、不妊治療を受けていると、医療保険に加入できなってしまうことも多いので、将来、不妊治療を受ける可能性があるのなら、早めに医療保険に加入しておくといいかもしれません。
不妊クリニックで評判のいいところはいつも混んでいて待ち時間が長かったり、頻繁に通わないといけないため、不妊治療をしているとフルタイムでの仕事を続けにくいという問題もあります。
不妊クリニックによっては、さほど必要のない検査や費用のかかる不妊治療を勧めることもあるようです。
顕微授精には、DNA損傷などの精子機能を考慮しないで顕微授精を行った場合、自然妊娠よりも出生児の染色体異常率が高くなってしまうという問題点があることにも留意してください。
体質によっては不妊治療薬の副作用がひどいこともあるかもしれません。
不妊治療中のストレスからうつ病になったり、夫婦仲が悪くなって離婚してしまう例も少なくないのです。