漢方薬で冷え性を改善
冷え性は漢方薬で改善できるというのは本当なのでしょうか?冷え性にもいろいろ原因はあると思うのですが、血行不良によるものが主であると思われます。
血行不良が原因の冷え性であれば、血行を良くするような漢方薬を使うことで、改善する可能性があります。
それでは、どんな漢方薬を使ったらいいのでしょうか?一つは近くにある漢方薬局に行ってみて、自分に合うと思われる漢方薬を調合してもらうことです。
それに、漢方外来を受診して、冷え性に効くという漢方薬を処方してもらうのも一つの方法です。
漢方外来であれば、保険が効くので、金額的にもあまり高くないという利点があります。
生薬を出されると、煎じるのも大変なようですが、顆粒のものよりも効き目があるようです。
また、漢方薬は飲んですぐに効き目が現れるものではありません。
継続していくことで、体力改善が出来ていきます。
効果を感じるようになるには時間がかかるはずです。
また、病院で処方される漢方薬は月5000円程度で済む場合が多いですが、漢方薬局になると、月2万円くらいかかる場合もあるでしょう。
実際に冷え性・血行改善に効果的な漢方薬はたくさんあります。
いくつか種類をあげると、温経湯(ウンケイトウ)、四物湯(シモツトウ)、真武湯(シンブトウ)、当帰湯(トウキトウ)などです。
この他にも、たくさんの種類の漢方薬がありますから、自分に合った漢方薬をみつけて継続して続けていくことが大切になります。
冷え性を解消する食べ物・食事
冷え性を解消したいなら、まずは食生活を見直しましょう。
食べる内容ももちろんですが、三食きちんと決まった時間に食べる事が何より大切です。
食材としては、一般的には、寒い季節にとれるものが体を温めてくれるとされています。
白ネギや青ネギなどといったネギ類がその一つですね。
体を温める効果があるネギ類をお鍋やお味噌汁などの温かい料理に使えば、さらにその効果が高くなります。
逆に、スイカやナス、トマトなどの水分の多い食材は、体を冷やしてしまいます。
また、砂糖は冷え性には最悪の調味料です。
甘いものが食べたいなら、断然、サツマイモがおすすめですね。
サツマイモは、体を温めるだけでなく、臓器を強くしてくれます。
冷え性だけでなく、貧血の予防にも効果があるので、女性には最適の食材なんです。
スパイス類も体を温める効果が高いので、サツマイモ入りカレーなどにしてみるのはいかがでしょうか。
ショウガやミョウガなどの匂いの強いものも保温性が高いです。
飲みものは、温かいウーロン茶か紅茶がいいですね。
発酵した茶葉は、温かい状態でとると、体を芯から温めてくれます。
夏場は喉が渇くので、どうしても冷たい飲みものをがぶ飲みしたくなりますが、熱い飲みものが無理でも、せめて常温のものを飲むようにしましょう。
冷たい飲みものは、一瞬にして内臓を冷やしてしまいます。
暑い季節ほど体を冷やさないように注意してくださいね。
冷え性をお風呂で解消
冷え性の方には、とってもありがたい存在といえる「お風呂」。
何もしなくても、全身をしっかりと温められるので、入浴する行為自体が冷え性解消には効果的です。
冷え性解消の効果をさらにあげるには、ぬるめのお湯にゆっくりと浸かる事です。
湯量は、浴槽に半分くらいで大丈夫です。
目安としては、湯船に入った状態で、みぞおちあたりまで浸かる程度ですね。
熱いお湯だと、数分でのぼせてしまうので、体の芯まで温める事ができません。
ですから、読書や音楽鑑賞でもしながら、じっくりと半身浴をしてください。
最近は、携帯電話でもテレビが見られるようになりましたから、防水機能がついているなら、それを持ち込めば退屈しなくていいかもしれませんね。
お湯だけでももちろんかまわないのですが、体を温める作用のあるものを入れてあげると、さらに効果的です。
体を温める作用のあるものとは、ショウガやゆず、ショウブなどです。
これらを適量用意し、ネットなどに入れて浸けておけば、温浴効果は抜群ですよ。
簡単なので、是非一度試してみてください。
また、ぬるめのお湯が苦手な方は、熱いお湯に5分、上がって冷水のシャワーで手足を冷やしてから休憩5分という事を何度も繰り返す方法があります。
心臓などが弱い方には不向きですが、体が丈夫な方には、冷え性解消に効果的な入浴方法になります。
お風呂に浸かる時間がないのなら、バケツにお湯を入れて、足湯をするだけでも冷え性には効果があるでしょう。