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むち打ち症の症状
むち打ち症の正式名称は、「外傷性頚部症候群」や軽度の「頚部捻挫」などです。
交通事故による外傷やスポーツなどで背中や首に外から力が加わり、首がそもそもの運動範囲を超え、ムチのようにしなることからむち打ち症と呼ばれるようになりました。
首は一般的に、前後方向とも60°が運動範囲とされていて、その範囲以上に伸展したり、屈曲したりすると筋肉などの軟部組織や首の関節、靱帯が傷つき、首や肩に痛みが生じます。
一言でむち打ち症と言っても、症状によって分類することが出来ます。
一つ目は、頚椎捻挫型です。
頚椎を取り囲んでいる筋肉や靱帯、骨と骨の間にある関節包の損傷を指します。
むち打ち症の中で一番多く見られるケースで、全体の約7割を占めていると言われています。
二つ目は、神経根型です。
頚椎は歪みが生じると、神経が圧迫されます。
神経が圧迫されることにより、首や頭に痛みを感じたり、しびれやだるい感じ、筋力の低下なども見られるようになります。
三つ目は、バレ・リュー症候群型です。
背中を走っている後部交感神経が損傷したり、圧迫されることで、血流が低下します。
すると、首や頭の痛み、めまい、内耳の症状として、耳鳴りや吐き気などが起こるのです。
首だけの症状だと思われがちなむち打ち症ですが、実際は痛みを感じなくても腰の部分も損傷が生じているケースが多くあります。
むち打ちの症状は、外部から刺激を受けた時の状況や年齢によってもそれぞれ違ってくるのですが、重症の場合だとしびれや失禁などが起こり、手術が必要になることもあるでしょう。
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