視力回復法オサートとは
最近、テレビや雑誌などで話題の手術をしない視力回復法があります。
それがオサートです。
裸眼で生活できるような視力を取り戻したいとは思っても、目の手術はしたくない、怖いと思う方もたくさんいるでしょう。
手術は何より、失敗や副作用が怖いですよね。
また、レーシック手術は適応条件に合わなかったという方も少なくないようです。
そんな方は、オサートで視力回復するといいかもしれません。
手術をしない視力回復法として話題のオサートなのですが、どういうことをするかというと、特殊なコンタクトレンズを就寝中に装用し、視力を矯正させます。
なぜ、コンタクトレンズをつけるだけで視力を矯正することが出来るのでしょうか?それは、その特殊なコンタクトレンズには角膜を矯正させる作用があるからです。
結果的に、眼鏡やコンタクトを装着するのと同等の効果をもたらしてくれます。
寝ている間に視力回復なんて夢のような話ですね。
特に、ハードコンタクトレンズの使用経験者なら違和感なく試してみることが出来るはずです。
オサートは、強度近視・強度乱視・遠視の方でも視力矯正効果が期待できます。
これなら、受けてみたいと思う人は多いですよね。
まだポピュラーな視力回復法にはなっていませんが、実際にオサートを受けた多くの人が、視力回復に至っています。
ただ、残念ながらデメリットもあります。
まず、費用が高いです。
それに、時間が経てば視力が戻ってしまうため、継続して就寝時には特殊なコンタクトレンズを装着しなくてはいけないのです。
オサートは日本のどこで受けられる
最近、TVや雑誌で評判のオサートですが、どこで受けられるのか気になる方は多いことでしょう。
かなり評判になっている割には、残念ながら、どこの病院でも受けられるものではないようです。
現在、オサートによる視力回復治療を行っているのは、日本では三井メディカルクリニックだけになっています。
最近の治療法のように思いますが、実際には2000年くらいから治療が行われていました。
オサートの元になったのはオルソケラトロジーというアメリカから来た近視屈折矯正療法です。
アメリカでは日本よりも随分前から行われています。
オサートは、そのオルソケラトロジーを改良したものです。
これにより、オルソケラトロジーでは難しかった強度の近視や乱視・遠視や老眼の回復にも効果がみられるようになりました。
すでに数千人に登る患者さんが、オサートの視力回復療法を行っており、そのデータを元にさらにいいものへと改良していっています。
これからもたくさんの方々がこのオサートの治療を受けることと思われます。
もしも気になる場合は、一度初診を受けてみて、その適正を調べてみるといいでしょう。
実際に治療を受ける場合は、安くはない費用がかかります。
もっとオサートによる視力回復治療が一般的になって、レーシックのようにたくさんの病院で受けられるようになるといいですね。
三井メディカルクリニックまで治療に通えなかったり、かかる費用が高すぎるという理由で、オサートによる視力回復を諦めなくてはならないという方もきっとたくさんいると思います。
オサート治療に掛かる期間
オサートは手術を必要としない視力回復法ですが、それ故に期間も掛かりそうですよね。
レーシック手術は手術をすれば、すぐに視力が回復します。
しかし、オサートの場合はどうなのでしょうか?まず、自分専用のオーダーメイドで作るコンタクトレンズですから、手元に届くまでに時間が掛かります。
そして、治療を開始しても、全ての人がすぐに視力を取り戻せるものでもありません。
どのぐらいで視力が回復するかは人にもよります。
その人の視力や屈折値、目の状態によっても違いが出てきます。
でも、装用を開始してからは確実に視力が上がっていくみたいです。
順調に視力が回復していけば、一年から二年ほどで、ほとんどの人が1.0以上にはなれるはずです。
軽度の近視や乱視の人なら、もっと早く視力が回復するでしょう。
人によっては、すぐに視力が回復したなんてこともあるようです。
ただ、オサートによる視力回復は、就寝中ずっと特殊なコンタクトレンズを装用していないと、せっかく戻った視力が低下することもあります。
また、順調に視力が戻った後も、一年に一回程度の定期検診を受ける必要があります。
特殊なコンタクトレンズも、三年に一度の頻度で交換していかないといけません。
レーシック手術に比べると、継続した治療が必要ですし、その分、お金もかかります。
手術を受けなくていいのはとても魅力的ですが、そういったデメリットも考慮した方がいいでしょう。