五十肩に効果のある薬・サプリメント
五十肩に効果のある薬には、痛みを取ったり筋肉の炎症を和らげる炎症鎮痛剤や、ステロイドなどの薬があります。
これらは五十肩によく使用される薬です。
しかし、現在、五十肩に使用される薬には、直接患部に働きかけて、五十肩そのものを治療していくという薬はありません。
痛みを取ったり、腕を動きやすくしたりといった対処療法が一般的です。
五十肩の症状に効果のある薬としては、漢方薬などもあります。
副作用の心配が少なく、安心して飲むことができます。
また、薬では補いきれない所をサプリメントを利用して補う事もあります。
五十肩に効果のあるサプリメントは、コンドロイチンやヒアルロン酸、ビタミンやカルシウムなどです。
コンドロイチンは、結合組織などの機能を維持するコンドロイチン硫酸と呼ばれるものです。
関節の軟骨の消耗を予防し、回復する効果のあるこのコンドロイチンは、関節炎や変形性関節症などの治療に広く用いられるサプリメントです。
五十肩の場合も、肩関節の炎症ですので、コンドロイチンが有効だといえます。
ヒアルロン酸には、保水力のある成分が含まれており、関節の潤滑剤としての効果が期待できます。
ヒアルロン酸はムコ多糖一種で、ヒアルロン酸1グラムで6リットルもの保水力を持っています。
五十肩の時にサプリメントとしてヒアルロン酸を摂取することで、関節が滑らかに動くようになります。
また、ビタミンやカルシウムなどのサプリメントも、五十肩には効果的と言えるでしょう。
五十肩に効く運動・スポーツ
五十肩に効く運動・スポーツは、主にストレッチやエクササイズなどです。
五十肩の急性期にはストレッチ、慢性期にはストレッチやエクササイズを行うことによって、五十肩の痛みを緩和することができます。
また、制限の出ていた関節の可動範囲を改善することもでき、同時に再発を防止する効果もあります。
五十肩に効くストレッチ・エクササイズなどの運動には、コードマン体操というものがあります。
机などで体を支え、前かがみになります。
ダンベルなどの重りになるものを痛む手で持ち、手を下します。
この重りを持った手を左右に振り子の要領で動かします。
左右の横振り、前後の縦振り、腕を円を描くように回転させる円運動を行い、肩の関節を動かしていきます。
机から少し離れ、机に肘を伸ばし、手をついて、ゆっくり屈伸運動をするなどという方法もあります。
さらに、五十肩にはウォーキングも効果があるようです。
ウォーキングは、誰でも手軽にできる運動で、腕を振って歩くことで、血行を良くし、筋肉のトレーニングにもつながります。
五十肩の痛みが強い場合に無理な運動やスポーツを行ってしまうと、かえって逆効果になってしまう場合があります。
五十肩には、運動やスポーツを行っても良い時期、運動やスポーツが五十肩の早期回復に役立つ時期があります。
五十肩の場合は、専門医の診断や指示を受けて運動やスポーツを行いましょう。
上手に運動やスポーツを取り入れて五十肩と付き合っていきたいものです。
五十肩にはヒアロルンサン
五十肩にはヒアルロン酸が有効と言われています。
五十肩は肩関節の炎症が原因ではないかといわれており、体の各関節の治療で効果をあげているヒアルロン酸が肩関節にも効果があるのです。
関節には、ヒアルロン酸が多く含まれる関節液というものがあります。
この関節液により関節をスムーズに動かすことができます。
ですから、五十肩で肩の動きが悪い場合には、関節液の役割を果たすヒアルロン酸の補給が有効なのです。
ヒアルロン酸は、スムーズに肩を動かす助けになるだけでなく、炎症や痛みも抑えてくれます。
医療機関で五十肩にヒアルロン酸を使う場合は、注射でヒアルロン酸を注入することが多いようです。
ヒアルロン酸を注射することで肩の動きが滑らかになります。
効果は2週間程度と言われており、継続的に使用することで効果を持続させることができます。
また、ヒアルロン酸には服用するタイプの物もあります。
感染などの危険がある注射に比べ、手軽にヒアルロン酸を補給することができます。
服用タイプのヒアルロン酸を使用することで、肩だけに限らず体のすべての関節において、関節を動かした時に起こる衝撃を和らげてくれます。
とはいえ、五十肩はヒアルロン酸だけが治療の方法というわけではありません。
五十肩の場合は、医療機関の診察を受け、きちんとした治療をしたうえで、より肩の動きをよくするために、ヒアルロン酸を活用するという方法が良いでしょう。