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糖尿病・透析と難聴の関係性
糖尿病や腎不全の治療のために、長い間透析を行っている人に、難聴の症状が出ることがあります。
もし、難聴の症状が出てしまったら、その難聴が糖尿病や透析の影響なのか、もしくは耳や脳の異常によるものなのかをお医者さんに診断してもらってください。
糖尿病が難聴の直接の原因ではないことも考えられるからです。
しかし、長い間透析をし続けている患者さんに難聴の方が多いというのも事実です。
必ずしも透析を行っているから難聴になる、糖尿病を患っているからいずれ難聴になるとは限らず、あくまでも個人差があります。
逆に言えば、透析を始めて短期間の間に難聴の症状が出る可能性もあるのです。
難聴の症状が糖尿病による神経障害の一つだと診断された場合は、すぐに治療を受けましょう。
末梢神経拡張薬や血流改善薬などを用いて薬物療法を行っていき、症状を改善させていくというのが一般的な治療方法です。
でも、これは難聴に対する対処療法でしかありません。
糖尿病の根源である高血糖を改善しなければ、症状が悪化してしまうでしょう。
糖尿病と診断されたにも関わらず、治療もせずに20年間も放置していた人の約9割に難聴のような神経障害がみられるといわれています。
このような神経障害があらわれる前に、一刻も早く血糖値のコントロールをする必要があります。
糖尿病は様々な合併症のリスクが高い病気ですから、自覚症状がないからと甘くみて、きちんと治療しなければ恐ろしいことになってしまうでしょう。
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