乳児で口臭がある場合
乳児でも口臭がある場合があります。
歯が生えていない時期ならば、口の中の舌苔・舌の色・口の臭い・唾液のネバネバの状態で判断しましょう。
歯が生えてきている乳児ならば、虫歯がないかどうかしっかりとチェックしてみて下さい。
虫歯がなかったとしても、歯垢が残っていたりすると、食べ物のカスと臭いが混ざって、口臭が出てきます。
歯垢も虫歯もない状態でも口臭が気になる場合は、口の中の細菌が繁殖して唾液で退治する事ができなくなっていてカビが生えてしまっている事が考えられます。
また、畜膿になっていて口臭がある場合もあります。
もし、何日も口臭が続いている場合は、小児科で診てもらった方が良いでしょう。
口臭が一時で消えてしまったりする場合は、食べ物からの臭いが数日間残っている場合が考えられます。
乳児は自分では歯磨きができないので、親がしっかりと歯磨きをしてあげないと口の中がキレイに保てません。
また、乳児は口がまだ小さいので、奥の方まで磨くのが難しいですし、歯磨きの最中に子供が動いてしまって磨ききれない事もあります。
口臭を防ぐには、まずは歯垢が残らないようにしっかりと歯磨きをするようにしましょう。
乳児の舌はとても敏感なので、ガーゼで軽く拭き取るようにすると良いと思います。
きつくやりすぎると、神経が敏感になったり、唾液の量が上手く調節できなくなったりする場合があるので、注意して下さい。
子供の成長に合わせて、乳児から使える歯ブラシを使ってみるのもいいかもしれません。
インプラントと口臭
インプラントの治療は、現在、急速に普及していますが、インプラントをすると口臭が残ると不安に思われている方がいます。
本当にインプラントをすると口臭が残るのでしょうか?答えはイエスであり、ノーでもあります。
つまり、歯周病を患っている方がインプラント治療をした場合は口臭が残りやすく、歯周病ではない方の場合は他に口臭の原因がない限り、口臭が残ることはないのです。
歯周病の方は口臭で悩んでいる事が多いと思います。
でも、インプラント治療を受けたからといって、口臭がなくなるわけではないのですね。
なぜなら、歯周病だった方は、「インプラント周囲炎」になる可能性が高いからです。
インプラントが歯周病と同じ症状になるのが、インプラント周囲炎です。
歯周病も気がつきにくい病気ですが、インプラント周囲炎はさらに気がつきにくいため、放置してしまいがちです。
インプラントの治療をして、その後、歯磨きが十分にできなければ、細菌が歯肉とインプラントの境目から内部に侵入していくので、口臭が残りやすくなります。
すごく進んでいる歯周病の方でも適切な歯周病の治療や定期検査を行えば、インプラントは可能ですが、リスクは高いでしょう。
元々、自分の歯が歯周病になったということは、歯磨きなどのケアが充分に行えてなかったということです。
インプラントにしても、口腔のケアをしなくてはいけないことに変わりはありません。
ただ、インプラント治療の後、きちんとメンテナンスのやり方を学び、継続して行っていけば、歯周病だった方でも口臭が残らないですむでしょう。
口臭となたまめの効果
口臭にはなたまめが効くといわれているみたいですが、それは本当の事でしょうか?口臭は、歯周ポケットに細菌が繁殖して歯周病になり、そのうち歯根を溶かしていって、臭い膿の液が歯茎から少しずつしみ出てくるのが大きな原因です。
口臭は自分ではなかなか分かりにくいですが、口臭で悩んでいる方も多いと思います。
そこで、なたまめ茶というのが口臭に効果があると口コミで広がっていて、ネット通販でも人気があるようなので紹介します。
なたまめ茶には、歯周病による口臭、鼻炎、痔などに効果があるカナバニン・コンカナバリンA・ウレアーゼという有効成分が含まれています。
なたまめ茶を飲む事によって、腸管や腎臓機能が活性化するため、血液がキレイに巡るようになって、有害物質や老廃物を体外に出して、口臭を消す働きをしてくれるようになります。
口臭以外にも、便秘やむくみ、冷え性や高血圧にも効果があるといわれていて、様々な悩みを持つ方に飲まれている健康茶なのです。
「なたまめ」は、刀に似た形から「刀豆(なたまめ)」と呼ばれるようになったようです。
昔からなたまめは、「体調を整える不思議な力の豆」として、ずっと伝わってきました。
特に薩摩地方では、20万年前は深い海の底であった地形から良質のなたまめが取れる事で有名です。
なたまめ茶を試すのなら、国産のなたまめ茶、できれば、薩摩地方産のなたまめ茶にこだわってみると、より安全に口臭を予防できると思います。
お茶以外にも、なたまめ歯磨きがありますから、お茶の味が苦手なら、なたまめ歯磨きで口臭を予防してみるのもいいかもしれません。