口臭を予防するには
あなたの口臭予防には、その口臭の種類に応じた予防法を行うようにする事が大切です。
生理的口臭は、唾液の分泌量の調節や、唾液の代わりとなる水分の補給をすることで、口臭を抑える事が出来ます。
あなたも、緊張して喉がカラカラになった経験はありませんか?そんな時も口臭の原因となるので、緊張した時やその後などには水分を摂って口の中を潤すなどの工夫が必要です。
飲食物・嗜好品による口臭は、食べた物や飲んだ物に起因しているので、牛乳を飲む事や、歯磨きをする事などで予防する事が出来ます。
焼肉や餃子などを食べたり、アルコールを多量に摂取した場合は、どうしても口臭がきつくなりますよね。
そんな時は、ガムを噛んで唾液の分泌を促したり、マウススプレーを使用したりして口臭予防を行うようにしましょう。
このような治療を必要としない口臭の場合には、毎日の食生活の改善や、正しいブラッシング法を身に付ける事で、口臭予防に効果が期待出来ます。
治療が必要となるような口臭は、やはり一度歯科医と相談すると良いでしょう。
虫歯が原因であれば、専門的な治療が必要になりますし、入れ歯そのものに口の中の臭いが染み込んでしまっている場合もあります。
また、歯周病の場合にも治療が必要ですが、今では歯周病に効果のある歯磨きも発売されています。
歯周病に効果のある歯磨きで、毎日しっかり口の中をケアしていけば、あなたの口臭はかなり改善され、また、今後の口臭予防にも効果が期待出来ます。
口臭の種類
ひとくちに「口臭」と言っても、種類にはいろいろあります。
生理的口臭、飲食物・嗜好品による口臭、治療が必要となる病的口臭などです。
生理的口臭は誰にでもみられるものですが、そのにおいの強さは口の中の細菌の数、汚れの成分、唾液の量などによって異なる事があります。
また、緊張したときやおなかが空いている時にも、生理的口臭は強くなります。
このように、生理的口臭は1日のうちで変化する事もあり、においがゼロになる事はありません。
健康な人でも口臭が一時的に強くなる時がありますので、必要以上に神経質になる事は避けましょう。
飲食物・嗜好品による口臭は、一般的に言われているネギ、ニラ、ニンニクなど、においの強い食料の料理を食べた後の口臭や、アルコールを摂取した後の口臭です。
このような飲食物や嗜好品による口臭は、時間の経過とともに減少する口臭ですので、それ程気にする必要はないでしょう。
治療が必要となる病的口臭の約90%以上は、口の中の汚れや病気が原因で発生しています。
歯周病や唾液分泌の減少、多量の舌苔付着や入れ歯の清掃不良、そして、進行したムシ歯などが原因としてあげられるでしょう。
このような治療が必要となる病的口臭の場合は、原因を突きとめ、適切な治療やケアをすることが大切です。
まずは口臭の原因を突き止める為にも、口臭が気になったら歯科医院で相談してみる事をおすすめします。
口が臭い原因
口が臭い原因は様々ですが、口臭と絶対的な関係があると言われているのはあなたの「舌」です。
この舌の汚れ、つまり舌苔(ぜったい)が付いた状態の舌は、コケ状の不純物が付いているので、舌が白くなっています。
この白い不純物は歯につく歯垢と同じようなもので、放っておくと口臭の原因となります。
また、口臭が最もひどくなると言われているのは、就寝から起床にかけての睡眠時間中です。
あなたにも経験があると思いますが、起きたばかりの口の中はなんだかネバネバしていませんか?睡眠中は、口の中の細菌の臭いを止める唾液の分泌量が減ってしまいます。
それで、口の中の細菌の活動が活発になってしまい、口臭が出る原因となっているのです。
これと同じ理由で、ストレスによって口臭が出る事もあります。
人はストレスや緊張などによって唾液の分泌量が少なくなります。
その為、口の中は唾液の働きによって口臭を抑える事が出来なくなるのです。
ですので、緊張したり、睡眠不足だったり、ドライマウスなどで、唾液の分泌量が減ってしまうのも、口臭の原因となっていると言えます。
歯周病が口臭の原因となっている場合も多くみられます。
この場合には、適切な治療が必要となるので、医師の指示を仰ぎましょう。
このように、口の臭いの原因は色々とあります。
もし、口臭が気になるようであれば、あなたの口の状態を注意して観察し、まずは口臭の原因を探るようにしましょう。