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糖尿病 治療

糖尿病治療では、まだ早いうちなら食事療法と運動療法になるでしょう。
進行したら薬物療法が必要になるのです。
治療を始めるとき、糖尿病教育を目的に入院ということもあります。
糖尿病と診断されてしまったら、日常の生活強度に合った食事をする必要があるので、1日に食べる量は、お医者さんから指示を受けることになります。
とくに食べてはいけないものは無く、自分にあった分量の食事で、必要とするすべての栄養素をとるように工夫することになります。
運動療法では、ひとりでできる運動を選び、毎日同じだけ行いたいものです。
場所を選ばず、いつでもどこでもできる運動を選ぶとよいでしょう。
運動は1日30分が目安で、朝晩2回に分けてもいいのです。
ウォーキングにする場合、1回15分〜20分を目安にして、1日1万歩が目安になるようです。
食後の血糖上昇が抑えられるので、食後1〜2時間後に行うと、良いでしょう。
もし毎日が無理でも、2日に1日は行います。
食事療法や運動療法を続けても効果が現れない場合、糖尿病治療では、薬物療法がおこなわれます。
薬物療法は、血糖を下げるための血糖降下薬という飲み薬と、インスリンがほとんど分泌されない人や不足の人のためのインスリン注射があります。
糖尿病だとわかっても不自由なく長生きできるため、正しい治療を続けなくてはなりませんね。
お医者さんの正しい指導のもと、血糖値を正しく知り、うまくコントロールしながら生活することが必要なのですね。
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糖尿病 検査

糖尿病は自覚症状がないことが多いので、健康診断で見つかることが多いものです。
健康診断は空腹時に採血・採尿し検査します。
糖尿病は、膵臓で分泌されるインスリンの量が足りなかったり、作用が不足して、食べた物の糖分がよく利用されず、血液中にあふれ出る病気です。
ですから、血液中の糖分(ブドウ糖)=血糖が基準値より高くなるのが第一の特徴です。
糖尿病の検査では、この血糖が基準値よりどのくらい高いかをみることが基本となるのです。
糖尿病の‘疑い’がある人を見付ける検査では、空腹時に採血・採尿します。
検査結果で、 血糖値(mg/dL)が、126 以上では、糖尿病が強く疑われます。
110 以上〜126 未満 は、境界域で、糖尿病の疑いがあります。
という、判定になるのです。
100 以上〜110 未満 は、正常域(正常高値)…血糖値がやや高い。
100 未満 は、正常域…現在、糖尿病の心配はほとんどありません。
ということになります。
血糖値の結果で、糖尿病の‘疑い’があるときや、または自覚症状から糖尿病が疑われるときは、ブドウ糖負荷試験という検査を受けることになります。
治療しないでいると、体の中でじわりと進行し、多くの合併症を招くのが糖尿病です。
このため、病気がどの程度進んでいるのかを定期的にチェック=検査していく必要があるのです。
チェックを続け血糖コントロールの善し悪しを確認しておくことが、大切なのです。
そうすることにより、健康な人と同じように過ごすことができるのです。
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糖尿病 合併症

糖尿病には、特有の合併症があります。
血糖コントロールをしないでいると、糖尿病発糖尿病神経障害、糖尿病網膜症、糖尿病腎症といった、合併症が、糖尿病発症時から10〜15年で出てくるといわれるのです。
合併症の中で最も早く出てくるのが糖尿病神経障害で、末梢神経障害の足や手の症状はさまざまです。
手足のしびれ、ケガや火傷の痛みに気づかないというようなこともあるのです。
そのほか筋肉の萎縮、筋力の低下や胃腸の不調、立ちくらみ、発汗異常、インポテンツ、EDなど、さまざまな自律神経障害の症状も現れます。
糖尿病網膜症は、目の底にある網膜の血管が悪くなり、視力が弱まります。
中には失明する場合もあるのです。
また、白内障になる人も多いといわれています。
糖尿病腎症は、尿を作る腎臓の糸球体の毛細血管が悪くなり、だんだんに尿が作れなくなります。
その結果、人工透析(機械で血液の不要な成分をろ過して、尿を作る)を行なわなければなりません。
週に2〜3回、病院などで透析を受ける人工透析は、普段の生活にとても影響を及ぼすので、大変です。
そして、糖尿病の合併症では、急性合併症があります。
急性合併症の代表例としては、糖尿病性昏睡と急性感染症があげられますが、これらは治療の進歩(特にインスリン療法)により、発症とその後の経過は著しく改善されています。
しかし、未だに克服されたのではなく、意識障害を来たし、多くの臓器障害まで併発する可能性を含んでいるのです。
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