このサイトでは病気の予防と医療の知識について紹介しております。
スポンサードリンク
糖尿病の昔の治療法
糖尿病は現代病と思っている人も多いのではないでしょうか?しかし、実際には数千年前のエジプトやギリシャの医師の記録にも登場している病です。
原因不明の病気とされ、様々な症状が記載されています。
でも、昔の糖尿病は、現代で言うところの2型糖尿病は殆どありませんでした。
多くの場合は、免疫不全など何らかの原因で体内でのインスリン分泌が出来ないタイプの糖尿病だったと言います。
百~数百年前くらいの比較的最近までは、食料に不自由しない王族など、ごく一部の富裕層でのみ、2型糖尿病が見られたそうです。
このため、この頃から糖尿病は、「贅沢病」と呼ばれるようになりました。
現代のように糖尿病患者の殆どを2型糖尿病患者が占める昨今では、糖尿病は「成人病」とか「現代病」と呼ばれるようになって、そのイメージが定着してしまっています。
インスリンが発見される前までは、体内の糖分を減らすことを目的として、炭水化物の摂取を控えるという方法が主な治療法でした。
しかし、この方法で症状が改善できるのは2型糖尿病のように、自分の体内でインスリンが合成できる人に限られており、そうでない人たちはただ死を待つだけの恐ろしい病でした。
その後、インスリンが発見されると、糖尿病による死亡率は減り、症状の改善に大きな貢献を果たしましたが、当時のインスリンはその成分や精製度の問題から様々な副作用があったといわれています。
時代と共にヒト型インスリンが開発され、インスリンの精度はますます向上しています。
PR
ブログ内検索
カテゴリー
最新記事