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睡眠時無呼吸症候群とは
睡眠時無呼吸症候群とは、寝ている時に呼吸が止まってしまう病気です。
Sleep Apnea Syndromeの頭文字をとって、SASと略されることもあります。
睡眠時無呼吸症候群の定義としては、
・一晩の睡眠で、10秒以上の無呼吸が30回以上おこる
・一時間の睡眠で、無呼吸や低呼吸が5回以上おこる
です。
睡眠一時間あたりの無呼吸と低呼吸の平均回数(無呼吸低呼吸指数)が、
・5回から20回以内なら軽症
・20回以上40回以下なら中等症
・40回以上になると重症
と判定されます。
睡眠時無呼吸症候群の自覚症状としては、朝起きた時に頭痛がする、睡眠時間は充分取っているはずなのに昼間眠い、集中できない、だるい、疲れやすい、性欲が減退する、情緒が不安定になるなどがあげられますが、重症であっても自覚症状が出ないこともあるので、油断はできません。
睡眠時無呼吸症候群を簡単に説明するなら、「寝ている間に何らかの原因で窒息状態に陥っている」ということなのです。
当然、体には大きく負担がかかりますから、重症なのに放置していると、ほぼ確実に早死します。
昼間に居眠りして、交通事故を起こしてしまった例も多いのです。
睡眠時無呼吸症候群の最も多い原因は、肥満だといわれていますが、他にも、顎の構造や扁桃腺の肥大、のどのむくみ、呼吸中枢の障害など、様々な原因があるため、痩せているからといって安心できないのです。
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