オサート治療に掛かる期間
オサートは手術を必要としない視力回復法ですが、それ故に期間も掛かりそうですよね。
レーシック手術は手術をすれば、すぐに視力が回復します。
しかし、オサートの場合はどうなのでしょうか?まず、自分専用のオーダーメイドで作るコンタクトレンズですから、手元に届くまでに時間が掛かります。
そして、治療を開始しても、全ての人がすぐに視力を取り戻せるものでもありません。
どのぐらいで視力が回復するかは人にもよります。
その人の視力や屈折値、目の状態によっても違いが出てきます。
でも、装用を開始してからは確実に視力が上がっていくみたいです。
順調に視力が回復していけば、一年から二年ほどで、ほとんどの人が1.0以上にはなれるはずです。
軽度の近視や乱視の人なら、もっと早く視力が回復するでしょう。
人によっては、すぐに視力が回復したなんてこともあるようです。
ただ、オサートによる視力回復は、就寝中ずっと特殊なコンタクトレンズを装用していないと、せっかく戻った視力が低下することもあります。
また、順調に視力が戻った後も、一年に一回程度の定期検診を受ける必要があります。
特殊なコンタクトレンズも、三年に一度の頻度で交換していかないといけません。
レーシック手術に比べると、継続した治療が必要ですし、その分、お金もかかります。
手術を受けなくていいのはとても魅力的ですが、そういったデメリットも考慮した方がいいでしょう。
オサートの適している人
オサートは、手術をしない画期的な最新の視力回復法です。
視力回復法はレーシック手術がポピュラーになっていますが、やはり目の手術は怖いですし、副作用も心配です。
そう思っている人も少なくはないでしょう。
手術を受けないで視力が回復する方法があれば、受けてみたいと思う人は多いはずです。
では、このオサートはどんな人に向いているのでしょうか?まず、近視の人、乱視の人、遠視の人、老眼の人などです。
近視や乱視は強度であっても大丈夫です。
オサートの元になった治療法はオルソケラトロジーですが、強度の近視や乱視、遠視、老眼には効果が薄いと言われていました。
これを改良したのがオサートで、適応の範囲が広がりました。
オサートって万能なんだね!と思いますが、やはり、オサートにも向かない人がいます。
それはどういった場合なのでしょうか?実は、強度のドライアイやアレルギー体質の場合には不向きと言われています。
小さな子供や年配の方でも受けられる治療法なので、誰でも受けられそうですが、中には受けられない人もいるのです。
初診を受けてみて、検査でオサートによる視力回復治療に適さないという結果が出たり、テストレンズの装着感に耐えられないようなら、諦めるしかないでしょう。
また、コンタクトレンズのケアをしっかりしないと、眼病になってしまう危険性がありますから、ケアをサボりがちな方には向きません。
定期健診もきちんと受けないといけないので、継続しての治療が面倒だと思うなら止めておいた方が無難です。
オサートの視力回復までの流れ
オサートとは、夜寝ている間に特殊なコンタクトレンズを装着し、角膜を矯正することで、視力を回復する方法です。
オサートの視力回復までの流れについて簡単にお話したいと思います。
まずは、初診で詳しい検査を受け、オサートが自分に適しているか調べる必要があります。
テストレンズも装着して、適していると判断された場合は、自分専用のコンタクトレンズを作成します。
コンタクトレンズが出来るまでには1ヶ月程度かかるようです。
コンタクトレンズが届いたら、いよいよ治療を開始します。
基本的には毎晩、就寝中に特殊なコンタクトレンズを装着し続けるのです。
オサートでの治療を開始した最初の月には、一回から二回くらい通院して、検査を受けます。
その後は、三ヶ月に一回、または、二回程度、定期的に検査を受ける必要があります。
オサートによる視力回復治療の効果には、個人差があるため、人によってどのくらい視力が回復するのかも、視力回復にかかる期間も違ってくるでしょう。
現在の視力や屈折値、年齢、眼鏡やコンタクトレンズの装用期間によっても、治療効果が違ってきます。
例えば、三十代で0.1程度の人は、二~三ヶ月で0.5~0.8くらいまで回復させることができるようです。
次の段階の治療では、1.2以上も夢ではないらしいです。
ただ、当然ですが、コンタクトレンズのケアは必要ですし、不衛生にしていれば眼病になってしまう危険性もあります。
日中は裸眼で過ごせるとはいえ、ずっと治療を続けなくてはいけないという面倒さはあるかもしれませんね。