冷え性にならないための服装
女性は、冬でもオシャレの為に薄着をしている方が多いですね。
オシャレをするな!とはいいませんが、冷え性を予防するなら、できるだけ体を冷やさない工夫が必要です。
薄着でも、カイロをブーツに忍ばせたり、腰やお腹に貼ったり、ヒートテック素材などでできたホットインナーを利用すれば、体を冷やさないでいられます。
また、冬は暖かい格好をしている方でも、夏になると素足にサンダルで冷房ガンガンのオフィスにいたりします。
これも実は、冷え性になる原因になります。
夏場でもクーラー対策として、ブランケットを使ったり、薄手の靴下を履くなどして、冷えを防ぎましょう。
スカートよりは、パンツスタイルが冷えにくいですが、制服がスカートだったりする場合は、ストッキングなどで直接的に冷気があたらないようにすると、冷えが少しはましになります。
最近は、ローライズジーンズなどの股上の浅い服が主流ですが、これはお腹と腰を冷やす原因になるので、できれば避けたいところです。
さらに、首まわりも案外重要です。
冬場ならマフラー、夏場ならスカーフなどで対策しましょう。
他にも、冷房対策の為の夏仕様のレッグウォーマーなど、冷え性予防に便利で可愛いグッズはたくさんあります。
若いうちは何ともなくても、将来的に考えると、冷やすという行為は万病のもとです。
健康あってこそのオシャレですから、ある程度は体の為に妥協してあげましょう。
動脈硬化と肥満の関係
動脈硬化は、血管の老化現象の一つです。
ですから、戦時中などの栄養状態が悪く寿命が短かった時代にはほとんどみられない病気でした。
ですが、戦後どんどん栄養状態が良くなり、寿命が伸びていくにつれて、その疾患率は驚くほど増え続けたのです。
老化現象ですから、寿命が伸びれば伸びるほど疾患率が上がるのは仕方ない面もあるのですが、実はそれよりも栄養過多による疾患率の方が増加しているといわれています。
動脈硬化は、血管の老化だけでなく、血液中にコレステロールが溜まることでも発症するのです。
つまり、血液中を余分なコレステロールが多く流れていると動脈硬化になりやすくなります。
それに当てはまる人というのは、一般的に栄養過多で脂肪分の多い食事をしている人がほとんどです。
そういう人は肥満体型に陥りやすいため、肥満の人は動脈硬化になりやすいといわれているのですね。
近年では、「動脈硬化は生活習慣病」といわれるようになり、糖尿病と並んで「肥満の人がかかる病気」という認識が広まっています。
もちろん、それだけが原因ではなく、加齢や飲酒の量が多すぎること、食物繊維やタンパク質の不足によっても起こりやすくなります。
ただ、様々な原因があるとはいえ、統計的にも肥満体質の人の疾患率がダントツに多いのも事実です。
肥満体質のまま年齢を重ねると、動脈硬化になるリスクが高くなってしまいます。
中年を過ぎたら、できるだけ低カロリーで栄養バランスのよい食事を心がけ、飲酒などもほどほどにしてください。
動脈硬化と高脂血症の関係
動脈硬化は、血管の老化によってどんどん進行していく病気です。
動脈の血管が固くなっていくことで、血管の弾力がなくなって詰まりやすくなったり、心臓に負担がかかったり、破れて出血しやすくなったりします。
この動脈硬化は、血管の老化現象であると同時に、生活習慣によって病状の進行速度が急激に早くなる特徴があります。
例えば、大量の飲酒、ストレス、喫煙、栄養状態、肥満などです。
特に、血液中にコレステロールが多いと、コレステロールが血管の内壁に沈着しやすくなり、その結果、動脈硬化が進行しやすくなります。
一方、高脂血症は、血液中に含まれるコレステロールや中性脂肪の量が、異常に高い状態になった病気です。
つまり、動脈硬化が進行する一番の原因となる血液中のコレステロールや中性脂肪が増えているわけですから、高脂血症と診断されるということは、動脈硬化が進行していると考えられます。
また、逆に、動脈硬化が進行している状態では、高脂血症である可能性が高いことになります。
さらに、肥満体型の人の場合には、血液中のコレステロールや中性脂肪・糖分が多いケースがほとんどなので、高脂血症や動脈硬化、またはその双方が進行しやすくなっています。
血液中のコレステロールを抑えるためには、食事内容の改善が必要です。
意識的に糖分や脂肪分の多い食事を控えることで、高脂血症も動脈硬化も進行を遅くすることができるでしょう。