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中耳炎が酷くなると
中耳炎がひどくなるのは、本人が中耳炎になったとは気付かずに、そのまま放置してしまうことが多いためかもしれません。
特に、幼児の場合は、自分で症状を訴えることができませんから、親が注意してあげる必要があります。
風邪をひいて、症状の一つである熱は下がったのに、鼻水や咳などがなかなか治らないことがありますよね。
もし、風邪をひいた時点で中耳炎になっていたとしたら、それは「急性中耳炎」と診断されます。
急性中耳炎の場合は、鼓膜に穴が開いてしまうのですが、この穴は普通なら何もしなくても自然にふさがっていきます。
でも、鼻水や咳が長引いてしまっていると、鼓膜の穴がふさがらないために、「慢性中耳炎」になってしまうのです。
慢性中耳炎になると、耳の聞こえが悪くなってきます。
この状態になっても、中耳炎だということに気付かずにいると、鼓膜の穴がふさがらないという問題だけではなくなってくるでしょう。
脳への伝達も無くなり、耳の聞こえはどんどん悪くなる一方です。
治療が遅れるほど、だんだん治らなくなっていき、しまいには聞こえなくなってしまうのです。
他の中耳炎でも、ひどくなると大変なことになってしまいます。
例えば、「滲出性中耳炎」をそのままにしておくと、手術しても回復が難しく、生涯難聴になってしまうこともあります。
このように、中耳炎がひどくなると、聴力の回復が難しくなります。
たかが風邪と思わずに、鼻水や咳が長引くようなら、耳鼻科を受診してみた方が良いかもしれませんね。
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