乾燥肌解消に効果のある食べも
乾燥肌を解消する場合、「化粧品で保湿を」と考えるのが一般的ですね。
しかし、乾燥肌というのは、外から取り繕うだけでは、根本的な改善にはなりません。
これは乾燥肌だけでなく、肌トラブルのほとんどがそうですが、それらを改善するには、生活リズムから見直すのが一番大切です。
特に、食生活はその代表です。
肌にいい栄養素を規則正しく毎日きちんと摂る事で、乾燥をもとから防ぐ事が可能なのです。
乾燥を防ぐ栄養素には、色々なものがありますが、中でもビタミンは必要不可欠といえるでしょう。
もちろん、「バランスよく」が基本ですが、乾燥を防ぐなら、ビタミンAは意識して摂りたい栄養素です。
ビタミンAを豊富に含む食品は、海藻や青魚です。
他にも、ビタミンBやビタミンEも乾燥肌予防には重要といわれています。
ビタミンBを豊富に含む食品には、豚肉やレバー、卵、豆腐などがあります。
ビタミンEは、胡麻、納豆、ナッツ類などにたくさん含まれています。
ビタミンは基本的に、加熱によって壊れやすいので、なるべくそのままで食べる事が理想です。
このような食品を毎日摂る事ができれば、肌にいい事は間違いありません。
しかし、そうはいかない方も少なくないでしょう。
そのような方は、サプリメントや栄養補助食品などを利用してみるのも一つの方法です。
食事での栄養摂取には劣りますが、これによって毎日必要な栄養素を摂る事ができるなら摂らないよりはずっといいと思います。
乾燥肌を改善するには
乾燥肌といっても、原因は人によって様々です。
先天的な場合は、体質としかいいようがないですが、後天的なものの場合は少し違います。
ほとんどの場合、原因となる事柄を発見すれば、自ずと解決方法がみえてくるのです。
例えば、石鹸が原因の場合は、「油脂がたまりやすい部分以外には必要以上の洗浄をしない」といった方法をとる事で改善へとつながる事が少なくありません。
もちろん、この場合でも、皮脂の多くなっている部分はしっかりと洗浄します。
体を全て一まとめに考えずに、背中のようなオイリーな部分はしっかり、ほっぺやひじ、かかと、ひざのようなカサツキやすい部分は簡単にという風に、部位に応じて分けて考えていくのが、乾燥肌のケアのコツです。
乾燥肌は、軽度のうちにケアしてあげれば、大抵の症状は改善する事ができます。
しかし、あまりにも重症化してしまうと、ちょっとやそっとでは治りません。
下手すると、顔や体に大きな跡が残ってしまう可能性もあります。
まずは、乾燥肌になってしまった原因を探り、特定し、その物体や行為を除去していくように努めてください。
「肌が荒れたらとにかくクリームで保湿!」なんていうのは、ただの応急処置にしかなりません。
それでは、原因がなくならないので、ひたすら処置を続けなくてはならないでしょう。
その行為を続ける事で、お肌がもっと弱くなる事もあります。
食生活や生活環境、化粧品など、思い当たる事がないか、一度考えてみてくださいね。
乾燥肌の種類
乾燥肌には、とてもたくさんの種類があります。
そのいくつかを例に挙げて、簡単に紹介していきましょう。
まずは、一般的によくみられる乾燥肌から。
「乾燥肌」といわれるもののほとんどは、これだといわれています。
普通の乾燥肌は、痒みを伴います。
この一般的な乾燥肌から、まれにアトピー性皮膚炎などに移行してしまう事もあります。
次に、老人性の乾燥肌です。
読んで字の如く、これは、加齢によって起こります。
特に、空気が乾燥する冬場や、夏場のエアコンによる乾燥などで症状が強くなります。
最後に、幼児性乾燥肌です。
これも名前の通りで、幼い10歳くらいまでの子どもに起こる乾燥肌です。
これは、まだまだ皮膚が未発達な為に起こるものですので、多少のカサツキ程度ならば、それほど心配はありません。
ただし、皮膚が赤らんでいたり、掻きむしるほどに痒がるような場合は、アトピー性皮膚炎の可能性もあるでしょう。
少しだけ紹介してきましたが、乾燥肌には、細かく分けていくとまだまだ種類があります。
症状の具合も人によって様々で、素人には区別がつかない事も少なくありません。
症状がつらい場合、もしくはつらそうにしている場合は、色々と自己療法に挑むよりも、皮膚科などで相談してみる方が安心です。
アトピー性皮膚炎などの場合は、アレルゲンが原因で起こる事も多くあり、アレルゲンを除去するには、検査で原因を特定する必要があります。
極限まで我慢してしまわないで、早めに受診してくださいね。