あがり症 話している時にあがってしまったら
あがり症の方にとって、親しくない友人や知人との会話は、とてもつらいものです。
会話の最中も、あがってしまって早口になったり、どもってしまったりしないようにばかり気をとられていると、会話に集中する事ができませんよね。
ですが、多少の緊張は、あがり症でなくともして当たり前の事です。
あがるのは、上手に話そうとか、変な人だと思われないようにしようとか、よくみせようとすればするほどに起こります。
まず、会話には失敗も成功もない事を自分にいいきかせましょう。
そして、素直に自分をみせましょう。
会話していて、緊張したりしてうまく話せなくなる自分を、自分自身が認めてあげる事が肝心です。
誰かと会話していて、あがってしまったら、「ちょっとあがってきちゃった」とか、「緊張してるからうまく話せないかもしれない」とか、恥ずかしがらずにカミングアウトしてしまえばいいのです。
相手もあなたの事を理解しようとしてくれますし、失敗を恐れなくてよくなるので、さらなる緊張を防ぐ事にもなります。
意識しすぎたり、他人の目を気にしすぎると、余計にあがってしまいます。
あがってしまったら早口になりやすいので、さらに緊張を生む原因になり、悪循環に陥る可能性も高くなります。
会話に集中できないと、相手との時間を楽しめなくなります。
それってすごくもったいないですし、相手にも失礼です。
相手との時間を楽しむ事と、緊張を悪い事と思わない。
これだけを意識しましょう。
あがり症 スピーチを頼まれたら
あがり症の方がスピーチを頼まれたら、どんな気持ちになるでしょうか。
きっと、嫌で嫌で仕方ないのではないかと想像します。
「ついてないな」なんて、落ち込んでしまうかもしれませんね。
とはいえ、逃げるわけにはいかないので、多くの場合は嫌々ながらもスピーチの練習を始める・・・といった流れになるでしょうか。
でもそれでは、上手くいく可能性は極めて低いですね。
それはどうしてか?スピーチを頼まれた事を、好ましくない事だととらえているからです。
スピーチにしろ、何にしろ、あがり症の方にとって人前で話す事は、緊張に慣れる為にも、とっても大切なことです。
そのスピーチも、いい意味での試練として、プラス思考で挑めるなら、有意義な時間となる事でしょう。
そんな機会を与えて貰えた事に、感謝ができれば、きっと確実にあがり症の克服に繋がります。
上手にスピーチができなくても、失敗ではなくなるのです。
まず、スピーチを頼まれた事を否定的にとらえない事。
これが大切です。
練習は、本番の状況を頭の中でしっかりとイメージしながらするのがいいですね。
咬んでしまった場合の事も、内容を忘れてしまった場合の事も、しっかりとイメージします。
最悪と思える事態を、すべて想定して練習するのです。
本番直前は、上手に話せるイメージを膨らませます。
自分なら大丈夫!と、暗示を掛けましょう。
必要以上のパフォーマンスをしようとしたり、おもしろおかしく話そうとしない事も大切ですよ。
あがり症 人前で話す前の心構え
人前で話す事になった時に、一番気にする事はなんですか?内容がきれいにまとまっているか?とか、上手に話せるか?とか、そういった事ばかり気にする方は、少なくないのではないでしょうか。
ですが、人前で話す時に一番大切なのは、聞く人の気持ちになって考える事です。
聞く人がわかりやすい内容で、聞き取りやすい話し方をしなくては、意味がないのです。
まとまりがよくて、自分が気持ちのいいテンポで、あがっている事がわからないくらい綺麗に話せても、伝えたい内容を聞く人が理解できていなければ成功とはいえません。
人に何か伝える時は、少々下手な文章内容でも、テンポが悪くても気にしない事が大切です。
聞いてくれる人が主役だという気持ちを忘れないようにしましょう。
相手の表情を観察しながら、聞いてくれる人が一番理解しやすい話の進め方を心掛けます。
絶対に伝えたい事を、直前にもう一度確認し、きちんと頭の中で整理しておくと、本番の緊張を和らげる事ができますよ。
焦らず落ち着いて、常に平常心が保てるように、自分なら絶対に大丈夫だと信じましょう。
失敗を恐れない心を持てば、自然と成功に繋がるはずです。
自信を持ってください。
見栄や誇大な表現がなくても、あなたの普段通りの話し方で十分なんです。
丁寧に気持ちのこもった話し方を心掛けてください。
それだけで、あなたの内面からあふれる素晴らしさは自然に聞き手に伝わる事でしょう。