日本人があがりやすい理由
人前であがってしまって上手に話せないのは、失敗してはいけない、上手に話さないといけないという気持ちが強いからです。
日本人は、失敗を極度に嫌う傾向が強いので、あがり症になりやすいようです。
人からどうみられているか?という事を異常に気にするのも、日本人に多い特徴です。
この性格が、緊張を大きくさせ、結果的にあがり症を生みだします。
また、見栄っぱりが多いのも日本人の特徴です。
笑われたくない、馬鹿にされないようにしなくてはという思いが強いと、自分の力量以上のものをだそうとしてしまいます。
ですが、背伸びをどんなにしても、できる事には限りがありますよね。
この矛盾から、さらなる焦りが生まれ、その焦りが緊張へと繋がっていくのです。
日本人は、恥をさらすのはいけない事だと、無意識に思い込んでいる嫌いがあります。
弱味を簡単にみせない国民性が強いですね。
しかし、これは防衛本能が強いという事でもあります。
防衛本能が強いというのは、悪い事ではありませんよね。
もちろん、日本人でもあがり症になりにくい性格の方はたくさんいます。
「人の目を一切気にせず、我が道をゆく」そんな方もいますね。
典型的な日本人気質の方は、あがり症にはなりやすいかもしれませんが、人の気持ちにまで配慮できる方が多い日本は、とても素晴らしい国といえるでしょう。
日本人だからあがりやすい。
日本人はダメだ。
なんてネガティブにならずに、日本人の国民性に誇りを持ってくださいね。
あがり症改善には、自信が必要不可欠ですよ。
あがり症を抑制する薬
あがり症を抑制する薬には、たくさんのものがあります。
その中から、精神科などでも比較的よく処方されている薬を紹介します。
精神科で処方されるような薬なら、安全性も心配なさそうですよね。
代表的なあがり症を抑制する薬は、βブロッカーの「インデラル」です。
「インデラル」と一口にいっても、これを取り扱うメーカーはたくさんあり、パッケージだけでなく、効果にもかなりの差があります。
この薬はもともと、心臓病の患者に使用されるものでした。
これは、心臓がドキドキするのを、ある程度のところで抑えてくれる薬です。
大体飲んでから30分くらいで作用するので、人前にでないといけない時に時間を逆算して飲んでおきます。
余裕を持って、一時間前くらいに飲んでおくと万全でしょう。
すると、その時間には薬が効いてきて、人前でも心拍数が安定したままになります。
この薬は、インターネットでも購入する事ができますが、用法・用量を守って、多用しすぎないように注意してくださいね。
常用薬にしてしまうと、やめる時にもお医者さんの許可が必要になるので、注意が必要です。
また、眠気に襲われる事などもありますから、服用前に副作用を確認する事を忘れないでくださいね。
また、薬の効果は、気持ちの持ち方でも変化します。
「効かないかもしれない」などと思い込んでいては、効果が半減しかねません。
「飲んできたから緊張が抑えられるはず!絶対に大丈夫!」と、自己暗示を掛けるくらいで丁度いいですよ。
話し方教室であがり症解消
あがり症は、人前で話す事に慣れるだけでも、症状を軽減できます。
ある程度の緊張は、大抵いつも誰にだってあるものです。
大勢の前で上手に話しているあの人だって、こちらが気づかないだけで、実は緊張したりあがったりしているはずです。
スポーツでも何でもそうですが、初めてする時は上手にはできませんね。
何度も練習をし、実戦を繰り返す事で、どんどん上達します。
どんなものでも、経験を重ねる事がポイントなのです。
あがり症克服もこれと同じです。
何度も人前で実戦したり、発声や発音の練習を重ねる事で自信がつき、本番に強くなります。
しかし、これを個人レベルでするのは、とても難しいですよね。
人前で話す練習には、人がたくさんとそれなりの会場が必要です。
それを簡単に用意してくれるのが、話し方教室です。
もちろん、本人の努力なくして克服は成しえません。
授業料も発生しますから、無駄にしない自信がなければ、通っても意味はないでしょう。
話し方教室は、ただ環境と情報を提供してくれるだけです。
効果は、その人のやる気次第で100パーセントにも0パーセントにもなるのです。
「やる気はあるし、あがり症が治るなら努力は惜しまない!」「授業料の元を意地でもとってみせる!」なんて方なら、あがり症の改善も見込みがあるのではないでしょうか。
自分に向いているなと感じた方は、ぜひいくつかの教室に見学にいってみてくださいね。