婦人病とおりもの

婦人病の中でおりものが関連する婦人病というと、主に子宮に関する病気となります。
婦人病でまず子宮頚管炎が挙げられます。
子宮頚管は子宮と膣とをつないでいる部分で、子宮に細菌が侵入しないように常に粘液で満たされている部分です。
この子宮馨管炎は婦人病の中でも起こりやすい病気の一つで、避妊具やタンポンの取り忘れや中絶・分娩・流産の時の傷などで細菌に感染してしまうと起こります。
この子宮馨肝炎の症状は、多量のおりものが特徴ですが慢性化すると不妊症の原因になってしまうようです。
つぎにおりものが関連する婦人病としては、子宮膣部びらんがあります。
この子宮膣部びらんはとても多くの女性に見られる病気でとくに出産を経験した女性のほとんどにびらんが見られるといわれています。
婦人病での子宮膣部びらんの症状も、おりものの増加が一般的で、排卵期には特におりものが増加します。
この子宮膣部びらんは軽いびらんや炎症を起こしていない場合は、経過を見ることが多いようですが、軽度のびらんでも炎症がある場合は治療するということです。
おりものが関連する婦人病の次には、子宮頚管ポリープがあります。
この子宮頚管ポリープは子宮頚管に茎のような小さなこぶができてくる病気で一般的には良性で治療も簡単ですが、まれにガン化することや癌の前兆の場合もあるようです。
この子宮頚管ポリープでもおりものが増え、生理前に少量の不正出血があったりします。
またこのポリープはふれると簡単に出血を起こしますから、接触出血が発見のてがかりになります。