アトピー 民間療法
アトピーに効果があると謳っている民間療法はたくさんあります。
でも、例え、民間療法であっても、全てのアトピー患者に効果があるような治療法なら、その民間療法がアトピー治療の主流になっているはずです。
民間療法は、合う合わないの個人差が非常に大きい治療法なので、安易に「治る」とか「改善」するという宣伝文句に惑わされないようにしましょう。
中には、苦しんでいるアトピー患者やその家族を金儲けのために利用しているような業者もいます。
続けるのが困難なほど高額な化粧品や健康食品、浄水器、美顔器などには手を出さないでください。
治ったという感想などはいくらでも自作できますし、アトピーが改善した写真だってインターネットを使えばいくらでも他の人の写真を盗めます。
あくまでも、民間療法は医師による薬物療法の補助的な範囲、支払う金額が負担にならない程度に留めましょう。
でも、それほどお金もかからず、口コミで効果があったといわれているような民間療法なら試してみる価値は充分にあると思います。
例えば、お風呂のお湯に備長炭を入れて塩素をとったり、手作りの美肌水を使ってみるなどです。
民間療法を試す時には、その民間療法の評判をよく確かめて、くれぐれも慎重に試しましょう。
そして、合わないと思ったら、すぐに止めることです。
自分や家族には合わないと思ったときに、躊躇なく中止できるくらいの金額が民間療法にかけられる金額の目安になるかもしれません。
アトピー 食事
アトピーの食事を考える時に気をつけたいのが、油と調味料です。
加工食品に含まれている添加物にも、注意が必要でしょう。
特に、外食や出来合いの揚げ物は避け、消化に時間がかかるものやチーズなどの乳製品が使われているメニューも止めておいた方が無難です。
できれば、肉や青魚も極力食べないようにするといいかもしれません。
玄米、もしくは、五穀米を主食にし、家庭内でも揚げ物は控えめにします。
どうしても、揚げ物が食べたいなら、いい油を使って、一度で油を使い捨てにしてください。
揚げ物をした油を使いまわすと、油が酸化してしまうことが多いので、あまりよくないです。
肉が食べたい時にも、油を使わずに、かつ、肉に含まれている油をなるべく落とすような調理法を選びます。
しゃぶしゃぶや蒸し焼きがオススメです。
野菜、白身の魚、きのこ、海草などを中心に毎日の献立を考えます。
醤油や味噌、塩、みりんなども添加物が豊富に含まれているものではなく、昔ながらの製法で作られているものを選ぶことが大切です。
砂糖も精白糖ではなく、三温糖やオリゴ糖などを使う方がいいと思います。
コンビニやスーパーで売っているようなお菓子、清涼飲料水、アイスクリームなどにも、添加物や精白糖、不飽和脂肪酸が含まれているので、できる限り食べないようにしましょう。
我慢しすぎるのもストレスになるので、たまになら仕方ありませんが、体にはよくないということを覚えておいてください。
アトピーの食事は、和食と野菜が中心になりますが、慣れてしまうと、逆に油っこいものや添加物いっぱいのものがほしくなくなります。
アトピー 原因
アトピーの原因は、先天的な要因に環境的要因が加わっていると考えられ、現代の医学では治療の難しい病気の一つです。
特定の食べ物(卵、乳製品、小麦、そば、落花生、タケノコなど)やダニ、ハウスダストなどに対するアレルギー反応がアトピーの引き金になることが多く、他にもストレスや細菌、有害な化学物質(ホルムアルデヒドや排気ガス等)の影響なども考えられています。
アトピー患者のおよそ八割が何らかのアレルギーを持っているので、まずは血液検査やパッチテストなどで、アレルゲン(アレルギーを引き起こす物質)を特定しましょう。
またドライスキンが原因でアレルギー体質になってしまうこともあります。
ドライスキンの人は、皮膚の表面を覆う皮脂が不足していたり、水分をキープするセラミドなどが足りなくなっているため、皮膚のバリア機能が極端に低下しているのです。
その結果、普通の人ならガードできるはずの異物が容易に体内に侵入してしまい、免疫系が抗体を増産した結果、アレルギー体質になってしまうといわれています。
アトピーになってしまったら、なるべく規則正しい生活を送るように心がけ、こまめな掃除と薬物療法、習慣的なスキンケアを行うしかありません。
アレルゲンが特定できなかった場合には尚更、空気清浄機を使ったり、性能の高い掃除機を使って、ハウスダストやダニ、家の中の空気に含まれる有害科学物質をできるだけ取り除くといいでしょう。