アトピー 漢方
アトピーは漢方薬で治すといいかもしれません。
漢方薬でのアトピー治療は、保険がきかなくて治療費が高額になってしまうイメージがありますが、医師に漢方薬での治療を希望し、処方箋を書いてもらえれば、保険が適応されるそうです。
しかし、全ての漢方薬に保険が適応されるわけではなく、種類に限りがあるので、より本格的な漢方薬治療を受けたい人は、漢方薬局で相談して自費治療するといいと思います。
「東洋医学の名医 徹底紹介」などの本を参考にして、信頼できそうな漢方薬局を探すのもオススメです。
漢方薬で体質改善することにより、アトピーが寛解した人はたくさんいます。
西洋医学でのアトピー治療に不安や不信を感じたら、東洋医学に切り替えてみるのもいいのではないでしょうか。
でも、漢方薬さえ飲めばアトピーの症状が治まるというものではなく、食生活の改善や日常的なスキンケア、こまめな清掃などの努力も継続して必要です。
五十年前の日本人の食事に戻せれば、服用する漢方薬の量も、その効果もかなり違ってくるといわれています。
また、漢方薬は効果が高い分、間違った使い方をすれば、症状が悪化してしまうこともありますから、評判のいい、しっかりとした知識を持つ専門家に相談した方が後悔しないでしょう。
少なくても、じっくりと体質や生活習慣、症状をきいて処方してくれるのでなければ信用できません。
さらに、漢方薬は健康食品などと一緒に服用するとよくないこともあるので、注意が必要です。
アトピーとは
アトピーとは、正式名称をアトピー性皮膚炎といい、アレルギー反応が原因の皮膚の炎症などの症状を指します。
アトピー患者の八割は、五歳までの幼児期に発症し、人によっては一時的に症状が治まっても、環境の変化などで再発したり、成人になっても症状が治まらないケースも増えているようです。
幼児期には発症しなかったのに、成人になってからアトピーを発症するケースもあります。
かゆみがあり、湿疹が左右対称に現れ、慢性化しているようであれば、アトピーを疑ってみた方がいいかもしれません。
乳幼児のアトピーの場合は、成長して胃腸が発達し、消化能力が高くなると治まることもあるでしょう。
アトピーの症状は、年齢によっても違います。
乳幼児は頭部や顔面から湿疹が始まることが多く、悪化するにつれて、次第に下の方へ拡がっていきます。
幼児期から学童期にかけては、衣服にこすれやすい部分、首、脇の下、肘の内側、膝の裏側などの関節の内側に起こりやすく、耳の下が裂けてしまうことも多いです。
思春期以降は、体の広範囲に湿疹が起こりやすく、手の指先にひどく症状が出ることもあります。
思春期以前はじくじくとしやすい湿潤型、思春期以降はカサカサになりやすい乾燥型である傾向が強く、乾燥型になると頭皮から大量のフケが出てしまうことも多いでしょう。
人によっても症状は異なりますが、かゆみによるイライラや日常生活での様々な制限、周囲の人達の反応など、アトピーの患者やその家族は、アトピーの症状が改善されるまで、強いストレスを感じ続けるのです。
アトピー スキンケア
アトピーの人のスキンケアは、個人の体質や症状によって、使用できるスキンケア用品も違ってきます。
ある人には劇的に効果があったスキンケア方法が、他の人にも効果があるとは限りません。
無添加や自然原料を謳い文句に、アトピー患者に高額なスキンケア商品を売りつけようとする悪質な業者もいるので、スキンケア商品を試す時には購入の前に口コミやその会社の評判などを確かめた方がいいと思います。
「自然原料」や「食べても安心」だからといって、肌に優しいスキンケア商品という証明にはならない点にも注意が必要です。
植物にもアレルギーを起こすことはありますし、食べた時よりも肌に塗った時の方がアレルギー反応が顕著に出るといわれています。
肌のガード機能が弱まっているアトピー患者なら尚更でしょう。
シャワーやお風呂に使う水に気をつかってみるのも、スキンケアにはオススメです。
シャワーヘッドにフィルターをつけて塩素などの有害物質の除去をするのはもちろん、軟水器をつけて水を軟水にするのも効果があるかもしれません。
頭を洗うシャンプーや体を洗う石けんなどを低刺激のものに変えるのも大切ですが、頭を洗う時に使い捨ての薄いビニール手袋を使用するといいそうです。
できるだけ綿の手袋をして日常生活を送るという方法もあります。
アルガンオイルやスクワランオイルなどの天然オイルがアトピーのスキンケアにいいという人もいます。
これも合う合わないがありますし、オイルに不純物が入っていないか、酸化していないかなどにも注意が必要でしょう。