口角炎の予防・治療法
口角炎の原因は、口内炎とほぼ同じですから、同時に発症する人も多い事でしょう。
基本的に口角炎の原因は、細菌やカビの感染が原因なのですが、普通の人はそんなに簡単には感染しません。
体力が低下している時や、ストレスが溜まっている時に感染しやすくなるのです。
そのため、子供や高齢者、病人がなりやすいのです。
つまり、予防の為には、身体を休めて体力を回復するのが一番効果的ですし、上手にストレスを解消する必要があります。
また、ビタミンが不足すると細菌に対する抵抗力が極端に落ちてしまいます。
なので、常日頃からビタミン摂取を怠らないような食事を心がけ、不足気味の場合にはサプリメントなどを利用して補うようにしましょう。
さらに、胃の状態が悪くなることも、口内炎や口角炎の原因になると言われています。
刺激の強い食事やタバコ、アルコール類などは極力避けた生活をすることによって、口内炎や口角炎を予防する事ができるでしょう。
ですが、口角炎になってしまったら、出来るだけ早く治療を開始することが大切です。
口角炎は軽ければ市販の薬でも治りますから、薬剤師さんの居る薬局で相談してみるのも良いと思います。
もちろん、口腔外科や歯科医院でも治療してくれます。
口角炎は軽症ならば塗り薬で対応できますが、重症になってしまった場合でも、抗生剤や抗真菌剤の服用によって比較的簡単に治療する事が出来ます。
ただし、原因菌の種類(細菌か真菌か)によって服用する薬には違いがあり、反対の薬では全く効果がありませんから、医師の診断に従って治療するのが一番確実でしょう。
口角炎の種類・症状
口角炎は、主に細菌感染によって起こる病気です。
その症状は、口角(上唇と下唇の付け根)が炎症を起こし、白くなったり、赤く腫れたり、プックラと膨らんだり、もっと病状が進むとアカギレのように切れてしまい、パックリと開いてしまう事さえあります。
唇は食べる時だけではなく、会話をする時にも常に動かす場所ですから、口角が切れてしまうと、なかなか治療が困難で、時間が掛かってしまいます。
もちろん、切れてしまえば傷口ですから、口を開くたびに痛むのは言うまでもありません。
切れてなくても、触れると痛みますから、口を開くだけでも痛いのは同じです。
ですが、切れてしまうと治療に時間が掛かってしまいますから、少しでも早いうちに治療を始める事をお勧めします。
何もしないでも自然と治る事もあるのですが、体力が低下していたり、疲れが溜まった状態では悪化していく一方です。
口角炎は、比較的子供に多く見られるブドウ球菌・連鎖球菌による口角炎と、高齢者に多いカンジタ菌(真菌)による口角炎とがありますが、カンジタ感染による口角炎では偽膜性カンジタ症と肥厚性カンジタ症の二種類に分かれます。
一般的に、体力の低い子供や高齢者が発症する事が多く、子供では男子の発症が多いのですが、中高年の発症では女性に多く見られるのが特徴です。
口角炎は慢性化しやすい病気でもありますから、少しでも早く治療を始めましょう。
口内炎の予防・治療法
口内炎が出来ると、「ビタミン不足だからミカンを食べなさい」などと言われる事が多いですよね。
ただ、口内炎の時には、食事をする事さえ辛い事も多々ありますし、特に刺激物や酸味の強いものはしみるので、なかなかミカンのようなものは食べられない事が多いです。
ですが、実際に口内炎はビタミン不足でできる事が多いのは事実なんです。
ビタミンの中でも、ビタミンBが不足すると出来やすいといわれています。
また、胃潰瘍と同様、ストレスによってもできる事があるんですよ。
もしくは、比較的強い薬を長期間服用していたり、他の病気の影響で出来る事もあります。
それに、ニコチン性口内炎という名前があることからもわかるように、タバコやアルコールも口内炎の原因になりえるのです。
また、誤って口の中を噛んでしまったりした時に、その傷口から口内炎に発展してしまった経験をした人も居るのではないでしょうか?実は、口の中に傷が出来ると、それも口内炎の原因になる事があるんです。
食事中に誤って口の中を噛んでしまうのは、胃が悪い可能性もあります。
胃が悪くなると、口腔内も腫れる傾向があり、噛みやすくなるのです。
いずれにしても、体力が低下している時には口内炎になりやすいといわれています。
ですから、予防の為には、まず生活習慣を見直して、規則正しい生活を送り、睡眠不足やストレスをためないようにする必要があります。
そして、食事生活にも気をつけ、ビタミン・ミネラルを多く摂取するよう心掛けたバランスのよい食事をしましょう。