人見知りと赤面症の関係性
人見知りと赤面症は、似ているようで似ていない、似ていないようで似ている、独特の関係性があります。
「赤面症だから人見知りだ」「人見知りだから赤面症だ」という一連の法則は特にありませんが、どちらも「緊張」が主な原因として考えられます。
また、一言で人見知りといっても、初対面の人と会話すると心拍数が上がる程度のものから、終始硬直して声がでない場合まであります。
赤面症は、確実に顔に緊張が現われるので、それを避けたいと思う事でさらに緊張が起こります。
顔が真っ赤になっても、その症状を受け入れていれば、人と話す事に支障がないケースもあるでしょう。
ただし、人に赤い顔をみられたくない事から、人見知りになってしまう場合もあるようです。
人と関わる上で、どちらも多少の問題があるという点では同じといえるかもしれませんね。
この赤面症と人見知りは、自分自身が症状を受け入れる事で、症状を改善、もしくは軽減できる事が多くあります。
まずは、自分自身としっかりと向き合い、原因からみつめ直していきましょう。
ちょっと抵抗がある方もいるかもしれませんが、専門医に相談に行くのも一つの手ですよ。
最近は、対人関係に強くなる為の学校も存在するので、それらをチェックしてみるのもいいかもしれませんね。
費用はそれなりに必要にはなってきますが、それで人見知りや赤面症が多少なりとも改善できるのなら、試してみる価値は十分あると思います。
人見知りと自閉症の関係性
人見知りが重度だと、自閉症といった解釈をする方がいますね。
現在でも自閉症に関しては、解明されていないことが多いので、「絶対に!」とはいいきれない部分がありますが、人見知り=自閉症ではないのです。
自閉症という障害は、何かの基準によって判断されているものではありません。
ですから、どうしても曖昧な部分が多く残っています。
「こういう特徴があれば、自閉症」というものではなく、「こういう傾向があれば自閉症の可能性が高い」といった判断になります。
また、自閉症は多くの場合、人見知りというよりは、人に興味がないという表現の方が近いですね。
ですので、極度の人見知りだから自閉症かもしれない・・・と不安になる必要はないでしょう。
自閉症かどうかの判断は、軽度のものであれば七歳くらいまで判断を待った方がいいという説もあります。
人見知りの強弱だけでなく、他の特徴もあるような場合は、一度医師の診察を受けてみてください。
例えば、いきなり自分だけの世界に入り、他者をシャットアウトしてしまうとか、親を含めて他人に同意を求めない、興味がない、他人の評価をまったく気にしないなどです。
人見知りは改善方法がありますが、自閉症はきちんとした治療法は発表されていません。
原因も定かではなく、体や脳などに異常があるわけでもないのです。
しかし、対処方法はあります。
素人には判断が難しいので、悩んだり落ち込んだりするよりも、プロに判断してもらう方が気持ちもすっきりするのではないでしょうか。
子供の人見知りを克服する方法
子どもの人見知りが激しいと、ママは色々と大変ですよね。
初めて会う人ともすぐに打ち解けられる子どもが最近とても多いので、それをみていると羨ましささえ感じるかもしれません。
大人からみれば、人見知りしない子は「得」で「楽」にみえるでしょう。
しかし、子どもの人見知りは悪い事ではないのです。
むしろ、危険かどうかの判断をじっくりとする、とても慎重な賢い子なのです。
確かに、人見知りしない子は初対面の人にも可愛がられます。
誰に預ける事もできるので、色々と便利ではあります。
でも、優劣はそこにはありません。
子どもの頃は、人見知りをして当然なのです。
そこで親が「人見知りしない方がいい」と我が子を認められないと、子どもは自尊心が保てなくなります。
今は、「ママが一番好きなんだね」と、抱きしめてあげてください。
特定の人にしか心を許さないその子の「個性」を受け止めてあげましょう。
我が子は心からあなたを愛し、信じてくれているのです。
あなたも、その真っ直ぐな気持ちに応えてあげましょう。
我が子をひたすら信じて全力で愛してください。
無理に人見知りを矯正しようとせず、その子のペースで成長するまで信じて見守ってあげてほしいのです。
人見知りの激しい子は、大人になると、人の気持ちのよくわかる、とても思いやりのある人に育つのだそうです。
子どもの成長に親の焦りや不安は無用ですよ。