いびきと関係のある病気
病気に繋がるいびきと言えば、睡眠時無呼吸症候群があげられると思います。
睡眠時無呼吸症候群とは、いびきをかいていたと思ったら突然いびきが止まり、その後またいびきをかきだす状態の事を言います。
自分では、無呼吸なのかどうかは判断できません。
心配だったら、家族に見ていて貰うといいですね。
日中によく眠くなるとか、仕事中なのに眠くなってくるなどの徴候がみられたならば、無呼吸症候群の可能性があります。
集中力が低下してきますので、車の運転中などでも眠くなってきますから、大事故にも繋がりかねません。
耳鼻咽喉科や呼吸器科を受診することをお勧めします。
また、全然いびきをかかなかった人が、突然いびきをかくようになった場合には、注意が必要です。
脳に異常がある場合があります。
意識が無くなっているかもしれません。
瞳孔チェックをして、意識があるか確かめた方がいいと思います。
他には、鼻の病気も考えられます。
アレルギー疾患もそうですが、鼻に腫瘍がある場合もいびきをかくことがあります。
その他にも、喉の病気の急性咽頭炎やへんとう肥大、声帯ポリープ、咽頭がん、喉頭がんなどが考えられます。
また、疲れからくるいびきもあります。
規則正しい生活をし、睡眠をしっかり取ることにより改善される場合もあるでしょう。
このように、いびきには色々と病気に繋がっている場合もあります。
いびきをかいていると感じたり、周りから注意されたりしたら、医者に診てもらうのがいいですね。
いびきをかく人とは
いびきは、誰でもがかくわけではありませんよね。
いびきをかきやすい人とは、一体どのような人なのでしょうか。
肥満体型の人は、いびきをかきやすいと言うのは、誰しもが考える事ですよね。
脂肪が気道を圧迫して、狭くなってしまった事で、いびきをかいてしまうのです。
肥満体型では無い人でも、いびきはかきます。
舌が大きい人は、いびきをかきやすいと言われています。
舌が大きいと言うのは、口を大きく開けた時に口蓋垂(のどちんこ)が見えなかったり、見えにくい人の事です。
舌が大きいと、仰向けに寝る事により舌が喉の奥に落ち込んでしまい、気道を塞いでしまうのです。
他には、首が太くて短い人も、いびきをかきやすいのです。
首が太いからと言って、気道も太いわけではありません。
体型は肥満でなくても、首が太いと言う方は大勢いますよね。
そのよう方は首に脂肪が付いていますので、気道が圧迫されているわけです。
また、最近の方に多いのですが、下あごが小さかったり、後退している人もそうです。
そのような方は、舌を支えている所が小さいので、仰向けに寝ると舌が喉に落ち込んでしまうのです。
このような方は、横向きに寝るように心掛けられたら良いですね。
そして、鼻に疾患のある方は、鼻詰まりを起こし口呼吸になる事により、いびきをかきます。
花粉症などのアレルギーを持っている方も、その時期だけいびきをかくという方が多いのではないでしょうか。
まずは、鼻詰まりを解消するように薬を飲み、対処していけるといいですね。
いびきの原因
いびきの原因と言っても、色々とあります。
まずは、肥満によるいびきです。
肥満になると、脂肪が付きますよね。
その脂肪が上気道にも付き、圧迫されて気道が狭くなってしまうのです。
気道が狭くなると、いびきをかきやすくなります。
また、口呼吸をしている人も、いびきをかきます。
痩せている方でも、口を開けて寝ている方は上気道が狭くなります。
よって、いびきをかきやすくなるのです。
鼻の疾患がある方も、鼻が詰まってしまうので呼吸が出来ずに、口呼吸になってしまうようです。
他に、仰向けで寝る事も、いびきの原因と考えられます。
仰向けで寝ると、舌が喉に落ち込んでしまいます。
粘膜の柔らかい部分が下に垂れてしまい、気道を塞いでしまっているのです。
このように、いびきの原因で大きな要因になっているのは、気道を塞いでしまっていることだと言えます。
他にも、アルコールの摂取や睡眠薬、精神安定剤などの筋肉を緩ませる効果のある薬を飲む場合も、いびきをかきやすくなります。
さらに、疲労によるストレスもいびきの原因の一つです。
疲れていると、寝ている間に酸素をたくさん取り込もうとします。
鼻呼吸をしていた人でも口呼吸になってしまう場合があるのです。
不規則な生活を続けている人も、同じような状態になります。
規則正しい生活をし、なるべく横向きになって鼻呼吸で寝るように出来るといいですね。
食生活も改善し、まずはダイエットから始めてみてはいかがですか?