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下痢でも痔になる
「痔」と聞くと、ほとんどの方は「便秘が原因」だと考えると思います。
しかし、下痢でも痔になります。
「切れ痔」には、便秘により硬くなった便を排出する時に、肛門を傷つける場合と、下痢による場合と2つの理由があります。
下痢になると、排便を我慢するために肛門を締め付けます。
そして、お腹には莫大な圧力が掛かります。
この肛門を締め付ける力とお腹に掛かる力の2つが、下痢便を出す時に肛門を傷つけるのです。
水のような下痢便が、ウォーターカッターのような役割になってしまい、肛門を切ってしまうのです。
また、下痢になったことで、トイレットペーパーで何回も拭くことになります。
その摩擦によって、肛門を傷つけてしまう場合もあります。
「痔ろう」は下痢が原因で起こります。
肛門にある「歯状線」は、ごくわずかな隙間があります。
通常の形のある便でしたら、その隙間には入り込まずに排出されます。
しかし、下痢便は液状なので、その隙間に入り込んでしまうのです。
下痢便の中には、大腸菌などの細菌も含まれています。
それらの細菌が、歯状線の中に入り込み、化膿させて痔ろうになってしまうのです。
下痢になってしまったら、お腹に圧力を掛けないようにすると、痔を防ぐことができます。
また、必要以上の水分摂取は控え、お腹をカイロなどで温めて、大腸の機能を復活させましょう。
また、ウォシュレットなどを活用し、トイレットペーパーでの摩擦を軽減させるのも1つの方法でしょう。
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