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不妊 精子バンク
最近では特に意識せずに生きていても、耳にする事が多くなった「精子バンク」。
これは、アメリカのアイオワと日本の東京で1964年に誕生したのが始まりとされています。
提唱者はハーマン・J・ミュラーで、元々は不妊に悩む方の人工授精の為にと作られたのですが、このシステムによって、我が子に求める性質を精子の段階で選ぶ事が出来るようになるとされ、話題を呼びました。
それから少し後、1980年には「精子バンク」の利用者が増え続けるに従い、ノーベル賞受賞者だけの精子を取り扱う「レポジトリー・フォー・ジャーミナル・チョイス」という物が、ロバート・グラハムによって開設され、さらに注目を集めました。
これらを利用すれば、天才児を金銭さえ払えば手に入れる事が出来ると考えられ、優生学や人種差別に関わってくるのではという声も上がっています。
ですが、ある書籍によれば、「結果的には同じノーベル賞科学者はノーベル賞科学者の精子によって出産しても生まれ無かった。
ある程度優秀な子であったり、道を踏み外す子であったりと様々なタイプが出来、すべての子が天才だったという訳では無かった」といった内容の記述がありました。
確かに、賢い親からは賢い子しか生まれ無いとは考えにくいですし、美醜についても同じです。
不妊症により、どうしても自分と遺伝子的繋がりのある子が欲しいといった場合の利用には画期的といえるでしょうが、能力の高い子が欲しいなどといった理由でこれらを利用するというのはあまり利口では無いかもしれません。
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