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レビー小体型認知症
レビー小体型認知症とはあまり聞き慣れないですが、三大認知症の一つで、認知症の症状だけでなく、パーキンソン病のような運動障害も併せて発症するのが特徴です。
レビー小体とはパーキンソン病変の脳幹で見られる封入体のことです。
レビー小体型認知症の脳の場合、これが認知機能を司る大脳皮質にも広く見られます。
症状は、幻覚や、妄想、認知障害、運動障害などです。
特に初期から幻覚、幻視、妄想が現れます。
徐々に進行し、最終的には寝たきりになっていきます。
この病気は欝病と初期はとても似ており、鑑別が必要です。
早期発見ができれば進行を遅らせることも可能になります。
ちなみに、幻視はとても生々しく見える場合が多いようです。
例えば、壁に虫が這っている、部屋の中で子供が走り回っている、たくさんの人たちが自分の寝室に入って来たなど。
そして、日によって調子のいい日と悪い日の差があるのも特徴です。
レビー小体型認知症の治療は、抗精神薬を使って精神症状のコントロールをしたり、高血圧の場合は血圧をコントロールしたり、運動障害がある場合は抗パーキンソン病薬を投与することになります。
また抗精神病薬を使用する際は、反応が過敏な場合もあることから、少しずつ様子を見ながら投与することが大切です。
神経遮断薬などを安易に使うと、悪化させてしまう場合もあります。
患った本人自身は非常につらいでしょうが、看護する家族にも非常に負担がかかります。
地域のサポートや介護サービスが心強い存在になるでしょう。
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