ヒーラー養成
ヒーラー養成講座を行っている団体は、数え切れないほどあります。
必要な費用もそのヒーラー養成講座によって違いますが、安くはないことが多いでしょう。
ヒーラー養成講座に、初級、中級、上級、講師レベルなどと段階を設けて、その都度、費用がかかるというケースもよくあり、上級レベルになるにつれて、必要な金額が高くなります。
また、一人で何種類ものヒーラー養成講座に行く人も少なくありません。
よりヒーリング能力を高めるためなのか、クライアントに提供できるメニューを増やすためなのかはわかりませんが、ヒーラーの施術メニューには、異なる種類のヒーリング療法が書かれていることも珍しくないのです。
ヒーラー養成講座として有名なのは、レイキだと思います。
レイキには色々な流派があって、臼井式レイキというのが元祖のようですが、他にも、カルナレイキ、スピリットレイキ、クンダリーニレイキ、現代レイキ、エンジェルレイキなどがあり、それぞれエネルギーの強さやヒーリング効果の高さを主張しているようです。
レイキのヒーラー養成講座の場合、初歩的なレベル1、遠隔ヒーリングなどもできるようになるレベル2、さらにレイキを深めるためのレベル3、人に教える講師を目指すためのレベル4に分かれています(初級、中級など、違う名称がついていることも)。
価格設定は教える団体(個人)によっても違いますが、それぞれのレベルごとに3~5万円くらいかかるのが相場で、他のレベルの分の申込みを一緒に行うことで安くなることも多いです。
ヒーラー資格
ヒーラー資格には色々なものがあり、お金を払ってセミナーなどを受ければ誰でも取得できることがほとんどです。
もちろん、公的に認められた資格ではなく、民間資格なので、「医療行為」は行えません。
ですが、代替医療行為と呼ばれることもあります。
ヒーラー資格を持った人の中には、本当に人を癒す力のある人も少なくありませんが、誰でもヒーラー資格を取れるため、ニセモノのヒーラーも多いようです。
ニセモノのヒーラーは、大したヒーリング能力もないのに、法外な治療費を請求したりするので注意してください。
また、ヒーリングを受けにきた人に対して、高額な商品を売りつけたり、マルチ商法に勧誘するような悪徳ヒーラーも多いそうです。
ヒーリングは受け手の精神状態によっても効果が左右されますが、それを逆手にとって、効果を実感できない人を責めるようなヒーラーもいるのだとか。
ヒーラー資格を取るためのセミナーなどに参加する際も、「効果を実感できなかったら全額返金」と書かれていたから参加したのに、セミナーの雰囲気にのまれてしまい、感じてもいないエネルギーを「すごく感じます」と嘘をいってしまったなんて人もいますから、くれぐれも慎重に決めた方がいいでしょう。
ヒーラーになりたくてなったという人よりも、いつの間にかヒーラーになっていたという人の方がヒーリング能力が高いという説もあります。
ヒーラーに憧れてヒーラー資格を取りたいと思う人が多いですが、申込をする前に、本当にそれだけのお金を支払う価値があるのか、よく考えてみてください。
ヒーラー ハリー・エドワーズ
ハリー・エドワーズは、日本ではあまり知られていませんが、世界最高のヒーラーとして有名です。
1976年に83歳で亡くなるまで、彼は何百万人もの人を治療しました。
ハリー・エドワーズが癒した人の中には、末期がん患者や歩けない人もいたそうです。
また、ハリー・エドワーズは、奇跡的な治療を行っても、報酬を一切受け取らず、無償で行っていたのだとか。
1946年にイギリスのサリー州に治療院を創設し、直接、あるいは、遠隔で人々に心霊治療を行いました。
最盛期には、遠隔治療を希望する手紙が週に一万通も届くほどの人気を集めたのです(ハリー・エドワーズが亡くなった後は、バートン夫妻がその治療院を引き継ぎましたが、現在は別の人が運営しています)。
ハリー・エドワーズが積極的に公開治療を行って、心霊治療を世に広める努力をしたため、1959年には英国医師会が英国心霊治療家連盟に病院での心霊治療を許可し、1977年には英国総合医学評議会が「英国心霊治療家連盟会員による心霊治療を患者に紹介したり、許可してもよい」という声明を出しました。
どちらも条件つきではありますが、心霊治療の効果が認められた証だと思います。
日本でもかつてハリー・エドワーズの著書が出版されましたが、知名度が低かったせいか、どちらも絶版になってしまっています。
でも、どちらもとても評価の高い本なので、心霊治療に興味がある人には参考になるでしょう。
ちなみに、「ジャック・ウェバーの霊現象」は、「心霊学研究所」というサイトで全文を読むことができます。
「霊的治療の解明」は、amazonのマーケットプレイスやYAHOO!オークションでは1万5千円前後で取引されているようです。