難聴の種類
一般的に「難聴」といわれるものには、様々な種類や原因が考えられます。
そもそも難聴の違いは、耳の器官のどの部分に異常が起きているかで決まります。
難聴は、大きく分けて「伝音性難聴」、「感音性難聴」、「混合性難聴」の三つの種類があり、度合いはそれぞれ、軽度・中度・高度に分かれます。
まずは「伝音性難聴」についてですが、これは外耳と鼓膜・中耳に起こる障害の事です。
中耳炎による難聴はこれにあたります。
これらは音を伝える為の器官なので、神経には異常がないといわれています。
その為、補聴器を使って音を大きく聞こえるようにすれば聞き取りが可能ですし、手術や治療で回復する事もあります。
そして、「感音性難聴」についてですが、これは内耳あるいは聴覚神経に起こる障害の事です。
小さな音や一度に多くの言葉が聞き取りにくかったりと、音の周波によって聞こえ具合が異なるのが特徴です。
また、治療や手術は困難とされています。
最後に、「混合性難聴」についてですが、これは伝音性難聴と感音性難聴の両方の症状がある難聴の事です。
人によってどちらの症状が強いかは違ってきます。
さらに細かく分けると、騒音性難聴、心因性難聴、突発性難聴、老人性難聴、神経性難聴などがあります。
このように、難聴は原因や症状で様々な種類に分かれるので、耳に閉塞感や圧迫感を感じたり、耳鳴りの症状がある方は、我慢せず耳鼻科に行く事をお薦めします。
子供の糖尿病
これまで子供で発症する糖尿病の殆どは、「インスリン依存型糖尿病」という種類の糖尿病でした。
遺伝的原因やウイルスが原因ではないかとされていますが、本当の原因は不明で、何らかの要因により膵臓の細胞が悪化してインスリンが殆ど分泌できない、または、全く分泌できない為に体内の糖分を分解できないタイプの糖尿病です。
このため、小児糖尿病とか若年性糖尿病と呼ばれていました。
しかし、最近、成人病であるはずの2型糖尿病を患う子供が増加して世間を騒がせています。
成人病と呼ばれる2型糖尿病は、長年の不摂生により発症すると考えられており、これまでは大人の病気でした。
だからこそ、「成人病」なのです。
その成人病であるはずの2型糖尿病が、子供の間で増えているのです。
これはもちろん、成人と同様、生活習慣に問題があるために発症した病気です。
つまり、体内では正常にインスリンを分泌しているのに、そのインスリンの分解量より多くの糖分を摂取している為に、糖分の分解が追いつかないというタイプの糖尿病です。
食事内容と食事量に問題があり、運動量が足りないことが原因ですから、子供で2型糖尿病が発症してしまったら、それは完全に「親が病気にした」と言っても過言ではありません。
子供でも当然ながら大人と同様に合併症の危険があります。
糖尿病の合併症は命の危険さえある恐ろしい病です。
ですから、一刻も早く生活改善する必要があり、それは両親の責任で行わなければなりません。
糖尿病の最近の治療法
糖尿病と一口に言っても、その原因は様々です。
体内でインスリンの分泌が出来ないタイプの糖尿病では、定期的にインスリンを投与する必要があります。
インスリンの投与にも経口投与と注射があり、インスリン分泌不全の糖尿病タイプの場合には注射を用いることが多いようです。
このような場合は症状によってドクターとよく相談の上、出来るだけ身体の負担が少ない方法で治療にあたります。
糖尿病患者の殆どを占めると言われている2型糖尿病患者の場合には、その進行具合によって治療も様々ではありますが、基本的には生活改善することで症状を改善させる方法が取られます。
2型糖尿病とは、いわゆる「生活習慣病」とか「贅沢病」と呼ばれている糖尿病です。
日本人の糖尿病患者の殆どはこのタイプで、つまりカロリー・糖分摂取がオーバーしている為に発症している糖尿病です。
ですから、カロリー摂取を抑えたり、運動してカロリー消費したり、飲酒量を控えて糖分の摂取を減らしたりするだけで随分改善できるのです。
しかし、症状が進んでしまっていたり、なかなか生活改善が出来ない場合には、インスリンの投与を行ったり、入院して生活を改善させるようなケースもあります。
いずれにしても2型糖尿病は自分の心がけ次第で改善できるのに、生活改善できないところに問題があるのです。
糖尿病が進むと恐ろしい合併症が発症することも多いので、少しでも早いうちから改善の努力をする必要があります。