あがり症 人前で話す前の心構え
人前で話す事になった時に、一番気にする事はなんですか?内容がきれいにまとまっているか?とか、上手に話せるか?とか、そういった事ばかり気にする方は、少なくないのではないでしょうか。
ですが、人前で話す時に一番大切なのは、聞く人の気持ちになって考える事です。
聞く人がわかりやすい内容で、聞き取りやすい話し方をしなくては、意味がないのです。
まとまりがよくて、自分が気持ちのいいテンポで、あがっている事がわからないくらい綺麗に話せても、伝えたい内容を聞く人が理解できていなければ成功とはいえません。
人に何か伝える時は、少々下手な文章内容でも、テンポが悪くても気にしない事が大切です。
聞いてくれる人が主役だという気持ちを忘れないようにしましょう。
相手の表情を観察しながら、聞いてくれる人が一番理解しやすい話の進め方を心掛けます。
絶対に伝えたい事を、直前にもう一度確認し、きちんと頭の中で整理しておくと、本番の緊張を和らげる事ができますよ。
焦らず落ち着いて、常に平常心が保てるように、自分なら絶対に大丈夫だと信じましょう。
失敗を恐れない心を持てば、自然と成功に繋がるはずです。
自信を持ってください。
見栄や誇大な表現がなくても、あなたの普段通りの話し方で十分なんです。
丁寧に気持ちのこもった話し方を心掛けてください。
それだけで、あなたの内面からあふれる素晴らしさは自然に聞き手に伝わる事でしょう。
あがり症 人前で話す時のテクニック
日常生活の中で、人前で話す場面はたくさんあります。
しかし、私たち日本人は、人前で話す事が苦手といわれています。
大勢の人の前でも、少数の人の前でも、「人前で話す」という事に強いプレッシャーを感じ、あがる方も多いようですね。
そんな場合でも、テクニックがあれば緊張せずに相手に気持ちがうまく伝わるのになんて思う方も多いのではないでしょうか。
そこで、決してムダ話では終わらせない、聞く人の心に響くテクニックを紹介しましょう。
まずは、自ら恥をさらけだすという事です。
失敗を恐れずに、自分の失敗談を冒頭に入れる事で、相手の興味を掻き立てます。
これは、自分自身の緊張や不安感をなくす為にも効果的です。
そして、熱意と誠意を持って、全員に伝える努力をする事です。
この事で、相手に感動を与える事ができ、聞く耳を持って貰えるようになります。
また、少々緊張が相手に伝わってしまってもカバーする事ができます。
これに加えて、自信のある話し方をするようにしましょう。
言葉に強弱をつけると、自分が一番いいたい事は何なのかを相手に伝えやすくなります。
それから、一番のポイントは、自分の中で最高の声をだす事です。
大きな口を開けて、お腹からしっかり声をだす事で、相手に信頼や安心感を抱いてもらえます。
この事を意識する事で、緊張で起こる声の震えや早口、小声などが軽減されます。
これらのテクニックを全て実践できるようになれば、人前であがる事もなくなっている事でしょう。
あがり症の対処法
あがり症は、いつもと違う場面に立たされた時に起こる緊張や不安感、恐怖心、興奮状態からくるストレスが原因で起こるといわれています。
普段、友達とする何気ない会話と、人前で注目されながら話す事とでは大きく違ってきますよね。
そんな精神的に不安定な場合に、人は「あがり症」になるのです。
そこで、あがり症で悩まれている方に、効果的な対処法を簡単に紹介します。
軽度のあがり症の方に最も効果的なのは、緊張を緩和させる事です。
心身ともにリラックスする事で、呼吸、心拍、血圧、筋肉、それぞれの緊張がほどけ、興奮状態や不安感からくる症状を少なくする事ができます。
鼻で息を吸って、口からゆっくり吐く深呼吸を数回繰り返す事や、静かな場所で精神を落ち着かせる事、「自分ならできる」といい聞かせる事が有効です。
これらは、とても簡単のように思いますが、緊張や興奮状態の際に行うのは結構難しいものです。
このように気持ちを落ち着かせる対処法で、あがり症を克服する方がほとんどですし、一般的といえます。
中には、心理療法やカウンセリングなど、精神科に通院して克服する重度の方もいます。
あがり症対策は、いかにリラックスできるかや、精神的に強くなれるかが大きく関わってきます。
「どうせ私はあがり症だから」と諦めるのではなく、失敗を恐れずに前向きに考える努力も必要です。
自分らしく、自信を持つ事ができるまで、少しずつでいいので、考え方を変える努力をしてみましょう。