子宮筋腫が不妊の原因
不妊症の原因として、特に有名なのは、子宮内膜症ですね。
不妊症を疑う時に、一番に心配するのはこの病気ではないでしょうか。
ですが、この病気が有名であるが為に、あまり気にされていない方が多いですが、子宮筋腫も、不妊症の原因になる可能性がある病気なのです。
とはいえ、子宮筋腫には様々な種類があるので、すべての筋腫が不妊症に繋がるとはいえません。
ですから、そういった意味では、不妊症に関係ある病気としてそこまで認知されていないのも、仕方のない事かもしれませんね。
というのは、子宮筋腫と一口にいっても、できる部位によって名前も違えば、不妊との関係性も変わってくるからです。
不妊症に関係するのは、子宮内膜に悪い影響を与える場所にできる筋腫だけです。
粘膜下筋腫は、子宮内膜を圧迫して変形させてしまう為、精子が留まる事ができなくなってしまいます。
自覚症状としては、生理がダラダラと続いたり、出血量が通常よりも多かったりといったものがあります。
卵管を塞いでしまう事があるのもこのタイプです。
ですが、すい膜下筋腫などはかなり大きなサイズのものでも、不妊症に関係する事はまずないといわれています。
症状もほとんどないとされていて、こちらであれば心配はしなくても大丈夫でしょう。
この他にも、筋腫は色々な場所にできますが、それによって心配の度合いがかなり変わってきますので、まずは病院で検査してみてください。
不妊治療 費用
不妊症の治療には、莫大な費用が必要だとよく耳にします。
でも、「莫大な」といわれても、一千万円なのか、百万円なのかで大きく違ってきますよね。
どちらも高額に違いはありませんが、漠然と高額だと思い込み、不妊症の治療に踏みだせないでいる方も少なくないようですね。
そこで、大まかな費用を紹介します。
実は、不妊症の治療にも、タイミング法のように、保険適用のものもあります。
タイミング法であれば、一度の治療に必要なのは一万円~三万円ほどです。
人によっては、タイミング法を一度行っただけで妊娠できる事もあるので、そうなれば、かなり費用は抑えられるでしょう。
保険適用外ですと、体外受精が有名ですね。
こちらは、30万円程度必要といわれています。
顕微受精ですと、50万円程度が相場のようです。
これは、治療法を実行する費用の目安ですので、初診費や検査費、通院費などを加算して考えなくてはなりません。
初診には大体二万円前後必要なようです。
検査費は内容や病院によってかなり差があるので、一概にはいえません。
詳しい費用を知るには、病院に電話して問い合わせるのが一番早くて確実でしょう。
また、自治体によって様々な助成金もありますので、それらもあわせて問い合わせしてみてください。
それらを利用できれば、思っていたより費用が抑えられるかもしれません。
迷っているよりも、行動を起こす事が一番ですよ。
不妊治療 助成金
不妊症の治療で、一番大変なのは、やはり、お金の問題でしょう。
治療が長期間になれば、精神的な負担だけでなく、経済的な問題で治療を継続できなくなる方も少なくありません。
不妊症の治療は、保険適用外のものがほとんどなので、どうしても治療費が高額になりがちです。
そこで、不妊症の治療を考えている方に、知っておいて戴きたい事があります。
それは、助成金についてです。
助成金は、自治体によって内容に違いがあるので一概にはいえませんが、申請すれば20万円ほど受け取る事ができたりするようです。
所得などによる制限もありますが、これも自治体によって変化するので、一度確認してみてください。
制限の例を紹介してみましょう。
「法律的に婚姻している事」「夫婦の所得が規定以下である事」「自然に妊娠する事ができないか、確率がかなり低い事」「指定の治療を受けている事」「指定の病院で治療している事」などがあります。
多くの自治体は、病院や治療法を指定しているようなので、治療に入るまでに条件を把握しておかないと、助成金を受け取れなくなる場合もあるかもしれません。
助成金は治療費にあてるには微々たるものですが、一円でも足しになるものは受け取りたいものですよね。
自治体によっては、かなり高額な助成金が受け取れたり、様々な支援を行っていたりするので、きちんと調べて上手に活用してくださいね。