難聴になりやすい人
難聴には、様々な種類があります。
それによって、症状も治療法も変わってきます。
どのタイプの難聴かによって、なりやすい人も必然的に変化してきますね。
ウイルス性の内耳炎が原因の難聴になりやすいのは、ウイルス性感染症になりやすいとされる、幼い子どもです。
予防接種をしていない子どもは、特に要注意です。
ストレスが原因の難聴は、何でもため込む性格の人や、ストレスに鈍感でストレスをストレスだと気づけない方、人の目を必要以上に気にする人が特になりやすいといわれています。
他にも、日常的に大きな音に多く耳をさらす環境にある方や、糖尿病の方、鼻炎がちの方、小腸の病気を持っている方なども、難聴になりやすいそうです。
また、睡眠時間が短かったり、不規則な生活を送っている人も、難聴になりやすいです。
飛行機などの高圧な環境も難聴の原因といわれているので、出張が多い方や、海外旅行が好きな方なんかもこれに含まれるでしょう。
飲酒や化学物質も、難聴の原因になりえます。
ビールやインスタント食品ばかりの不摂生な食生活の方は要注意ですね。
この他にも、挙げればきりがないほどあるのですが、あまり気にしすぎもよくないですから、日常生活で少し注意する程度にしておくのが一番でしょう。
思い当たる節がたくさんある方、耳に不安がある方は、早目に医師に相談し、必要に応じて検査してもらいましょう。
肥満と糖尿病の関係
肥満だと糖尿病になりやすいと思っている人は多いかもしれません。
残念ですが、それは正解です。
現代人は、運動をあまりせず、食生活も脂肪が多い物を好むので、肥満気味の人が多いのです。
肥満の人は、軽い糖尿病になってしまうという事を心に留めておいた方が良いでしょう。
では、なぜ肥満だと糖尿病になりやすいのでしょうか。
それは、肥満というのは、ある種、体の異常だからです。
糖尿病は、体重が増えれば増えるほどなりやすい病気です。
糖尿病だけではなく、動脈硬化や生活習慣病にもかかりやすくなってしまいます。
怖い事を言えば、死亡率も高くなってしまうのです。
肥満は不健康そのものなのです。
肥満の人が糖尿病になってしまったら、最初の治療は体重を落とす事です。
たった5キロ落とすだけで、血糖値のコントロールやインスリンの効果がかなり違ってきます。
肥満の人が糖尿病になってしまった場合、標準の体重の人の治療方法とは最初の段階で変わってきます。
肥満の人が糖尿病になってしまった場合、まず第一に、食事療法で、2~3ヶ月かけて3キロ~5キロの体重減少を出来るように指導します。
肥満の人は食欲が旺盛な人が多いので、とにかく食べ過ぎないように心がけましょう。
食べすぎは高血糖を起こします。
肥満の人が糖尿病にかかってしまった場合は、必ず食事制限をしないといけないのです。
その他、運動も適度にするように心がけると良いでしょう。
できれば、糖尿病になる前に、肥満を解消したいものですね。
糖尿病と食後高血糖の関係
高カロリーな食事の後に高血糖になると思っている方も多いと思います。
しかし、カロリーと高血糖は直接の関係はないのです。
高血糖の約90%は、炭水化物を食べる事によって起こります。
食事に含まれる炭水化物の量をグラム単位で把握しておく事が、食後の血糖値を下げるには重要です。
パン生地のピザ台と、ピザのような高タンパク、高脂肪である食事を一緒に食べても、あまり食後の血糖値は上がりません。
しかし、タイムラグがあった後に血糖値が上がるので、次の食事の前にかなり高くなってしまいます。
食後の血糖値は、食前の血糖値が高いとコントロール出来なくなるので、食前の血糖値を目標内にしておかなければ食後の血糖値を抑える事は出来ません。
エクササイズも、血糖値のコントロールには大切になります。
「グリセミック指数」として話題になったように、炭水化物の質なども、食後の血糖値に関係してきます。
また、食材の種類や食材の調理法、食材の状態がどうなのかもかなり影響を与えます。
「グリセミック指数」は、バナナを毎日食べたとしても、そのバナナの熟成度や品種などによって変化してくるのです。
まとめると、糖尿病の方が食後の高血糖を防ぐためには、毎日の食事で摂る食物繊維の量を目標値に合わせる事が必要です。
2型糖尿病の方も、1食あたり50g~70gの炭水化物を食べるのが好ましいでしょう。
また、最近では高血糖を防ぐ健康茶やサプリメントが販売されているので、試してみるのもいいと思います。