口内炎の種類・症状
口内炎にも様々な種類があるのですが、一般的に多く見られるのは、「アフタ性口内炎」と呼ばれるもので、主に口の中の粘膜に、直径2~3ミリ程度の丸くて白っぽい出来物が出来る症状です。
実は、この白い出来物は、「潰瘍」なんです。
「胃潰瘍」で胃の中に出来るものと同じようなものなんですよ。
多くの場合は、口の中の粘膜に出来るのですが、舌に出来る事もあります。
この潰瘍は触れると痛いので、食事をするときには当然痛みますし、会話をするだけでも痛みを感じるでしょう。
口内炎ができた場所によっては、何もしなくても常に痛い事もあります。
口内炎は、その原因によって、アレルギー性口内炎、ニコチン性口内炎など色々な名前(種類)がありますが、潰瘍ではなく、炎症を起こすタイプのカタル性口内炎や、水泡が出来るタイプのヘルペスやウィルス性口内炎もあります。
また、様々な動物や部位に症状を引き起こすカビの一種カンジタ菌による口内炎も存在しており、カンジタ性口内炎では、白い斑点状の物が口の中に広がり、最終的には剥がれ落ちてただれた状態になってしまうため、大変辛い思いをします。
このように、口の中に炎症を起こしたりする事で痛みを伴うような症状を総称して口内炎と呼びますが、唇の根元である口角が切れてしまう症状は口角炎と呼びます。
どちらも市販の薬で治すことができますし、歯医者さんに行けば塗り薬によって比較的簡単に治療をしてもらえますが、放置すると酷くなる事もあるので気をつけましょう。
歯周病治療の歯医者の選び方
虫歯の治療などで歯医者さんの良し悪しを痛感したことがある人は多いのではないでしょうか?特に、歯周病の治療に関しては、そのような傾向が強くなります。
最近では、歯周病という病名を知らない人はほとんどいないくらい有名な病気になりました。
治療を希望する人の増加に伴い、歯周病治療の専門医まで登場しています。
もちろん、昔から歯槽膿漏の治療などは歯科医院で行われていましたが、実際には抜歯して入れ歯にするというのが主な治療法でした。
つまり、歯科医の知識や技術の中でも、比較的新しい分野なのです。
ですから、歯科医としてはベテランという年代のドクターの場合、独自に勉強していなければ、ほとんど最近の治療法を知らないというケースも少なくありません。
歯科医なら歯周病治療ぐらいできて当たり前と思ってしまいますが、実際には、虫歯の治療などはできても、歯周病に関してはあまり知識を持ち合わせない歯科医もいるのです。
そんな歯科医に出会わないためにも、歯周病の治療は、日本歯周病学会認定医を受診するのが望ましいでしょう。
日本歯周病学会認定医は、下記のような条件をクリアした歯科医です。
・歯科医師免許所持者
・日本歯周病学会で5年以上歯周病治療の臨床経験を有すること
・日本歯周病学会の会員になってから5年以上経過していること
・申請時に50教科単位以上を取得していること(学会発表や論文発表をしていること)
さらに、日本歯周病学会認定医は5年ごとの資格の更新が義務付けられている為、歯周病に関してはエキスパートと呼んで間違いありません。
歯周病を改善する歯磨きのやり方
歯磨きは、本来、虫歯や歯周病を予防する為に行うものです。
しかし、残念なことに、毎日しっかり歯磨きを行っていても虫歯や歯周病を発症する人が多いのが現状です。
なぜなら、正しく歯磨き出来ていない人が多いからですね。
虫歯や歯周病は、食べかすが歯の隙間に残った状態が続くことで発症します。
つまり、磨き残しがあるという事になります。
そして、その磨き残しは、歯磨きの癖から同じところに溜まりやすいのです。
磨き残しを少なくするためには、たくさんの歯ブラシの中から、自分にあった歯ブラシを見つけることが大切です。
例えば、口が小さい人が大きめの歯ブラシを使ったのでは、どうしても磨き残しが出来てしまいますよね。
また、ゴシゴシ強く擦るのは歯に良くないことはご存知でしょうが、実際にはその癖が抜けない人も多いものです。
強く磨く癖のある人は、柔らかい歯ブラシを使用した方が良いでしょう。
特に、歯と歯茎の間、奥歯などは磨きにくいので、念入りに歯磨きを行ってください。
歯ブラシだけではどうしても磨き残しが出てしまいますから、デンタルフロスや歯間ブラシも併用すると、より歯周病を改善しやすくなるでしょう。
自分の歯磨きの仕方に自信がある人でも、一度くらいは、歯医者さんで歯磨き指導を受けることをお勧めします。
長年、正しいと信じていた歯磨きのやり方が間違っていたなんてこともよくあるのです。
歯医者さんでは、具体的にどこに磨き残しがあるなどもチェックしてくれます。